【評判】転職ドラフトは実際どうなのか?提示年収と90%ルールを調べてみた

転職ドラフト

転職ドラフトの評判を検証|年収提示の魅力と登録前の注意点

転職ドラフトが気になるものの、「本当に年収は上がるのか」「登録しても指名されないのでは」と迷っている方もいるでしょう。

転職ドラフトは、ITエンジニアのレジュメを企業が読み、年収とミッションを示して指名するスカウト型転職サービスです。

選考前に条件と期待される役割がわかる一方、参加にはレジュメ審査があります。登録すれば誰でも指名を受けられるわけではありません。

この記事では、良い評判と気になる評判を分けて整理します。登録前の注意点や、指名につながるレジュメの考え方も確認できます。あわせて、公式が開催回ごとに公開している提示年収のデータも見ていきます。

実務経験を具体的に書けて、転職を急いでいないITエンジニアには検討しやすいサービスです。未経験から短期間で内定を目指す方は、求人検索型サイトやIT転職エージェントも併用してください。

マンガでわかる転職ドラフト【エンジニア編】〜自分に合った会社が分かる秘密の仕組み〜

転職ドラフトの評判は「条件の透明さ」と「指名の難しさ」で分かれる

転職ドラフトの良い評判では、選考前に年収と仕事内容を確認できる点が評価されています。

一般的な転職活動では面接が進むまで詳しい条件がわからないこともありますが、転職ドラフトなら指名が届いた時点で提示年収とミッションを読んだうえで、どの企業の話を聞くかを自分で決められます。

企業に現年収を公開しない仕組みも特徴です。企業は現在の給与ではなく、レジュメに書かれた経験や成果をもとに年収を提示します。

一方、「レジュメ審査に通らなかった」「参加しても指名がなかった」「期待したほど高い提示ではなかった」といった声もあります。

企業が読めるのはレジュメだけです。実務経験があっても、どの範囲をどこまで担当してどんな成果につながったのかが読み取れなければ、企業は任せる仕事も年収も決めようがなく、候補として残りにくくなります。

良い評判 選考前に年収がわかる、市場価値を確認できる、現年収を伏せて評価を受けられる、企業が期待する役割を把握できる
気になる評判 レジュメ審査がある、指名がない回もある、未経験者にはハードルが高い、開催回に合わせて準備する必要がある
合う人 ITエンジニアの実務経験があり、担当した仕事や成果をレジュメで具体的に伝えられる人
合わない場合がある人 実務未経験の人、内定を急ぐ人、職務経歴を整理する時間が取れない人

転職ドラフトは、自分で求人を探して応募数を増やすサービスではありません。企業に経験を見てもらい、年収つきの指名を待つ仕組みです。動き方がそもそも違います。

評判を見るときは、指名額だけでなく、レジュメの完成度や転職までの期限も自分と比べましょう。ここが違えば、同じサービスでも結果は変わります。

転職ドラフトの仕組み|登録から指名を受けるまで

転職ドラフトは、株式会社リブセンスが運営するITエンジニア向けの転職サービスです。

年収とミッションつきの指名を企業から受ける「転職ドラフトスカウト」と、キャリアアドバイザーに相談できる「転職ドラフトエージェント」があります。ここでは主に、転職ドラフトスカウトについて解説します。

サービス名 転職ドラフト
運営会社 株式会社リブセンス
主な対象 ITエンジニア
特徴 企業が年収とミッションを提示して指名するスカウト型サービス
参加企業数 常時240社以上(転職ドラフトスカウト・公式サイト記載)
利用料金 求職者側の登録・利用は無料
有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-306058
公式サイト https://job-draft.jp/

レジュメ審査の通過後、開催回へ参加する

通常の転職サイトのように、登録直後から求人へ応募する流れではありません。

まずはプロジェクト経験などをレジュメにまとめ、審査を受けます。審査を通過して開催回に参加すると、企業から指名が届く可能性があります。

指名には、企業が提示する年収と入社後のミッションが含まれます。内容を読み、興味を持った企業へ返答すると、面談や選考へ進む流れです。

すべての指名を承諾する必要はありません。年収だけでなく、役割、開発内容、働き方を比べ、話を聞きたい企業を選べます。

審査は運営チームが1件ずつ目を通しています。公式サイトによると、審査に合格できなかった方の約9割はレジュメの情報不足が原因とされていて、経験年数そのもので線を引かれているわけではありません。しかも不通過だった場合は何度でも再審査を受けられます。結果と一緒にレジュメのフィードバックが返るので、それに沿って書き足してから出し直すのが基本の進め方です。

開催は月1回。締め切りと返答期限を先に押さえる

転職ドラフトスカウトは、毎月イベント形式で指名期間が始まります。年間スケジュールは公式サイトで公開されているので、参加したい回を決めてから逆算するのが確実です。

  • 参加受付・審査申請の締め切りは、開催当日の09:59
  • 10:00以降の申請は、次回開催へのエントリーになる
  • 指名期間は、開催当日13:00~最終日23:00
  • 返答期間は、開催当日13:00~最終日03:00
  • 指名への返答期限は、指名期間終了から1週間

2026年の月例回は、たとえば8月回が8月19日~9月2日というように、おおむね2週間ずつ設定されています。加えて、年に2回ほどハイクラス回が開かれます。

指名は期間の後半にまとまりやすいので、序盤に届かないからといって結果が決まったわけではありません。開催中はマイページから、レジュメを閲覧した企業や指名を検討している企業の足跡も確認できるため、通知が来ない数日をやり過ごす材料にはなります。

参加したい回が決まっているなら、数日前からレジュメを整えましょう。締め切り直前に書き始めると、担当範囲や成果の説明が薄くなりがちです。

参加企業と使用技術は登録前にも見られる

参加企業一覧では、転職ドラフトに登録している企業を確認できます。

提示年収や指名数に加え、使用技術、リモートワーク、出社日数などの条件でも見られます。自分の経験を求める企業がありそうか、登録前に目を通してみてください。

Web系の自社開発企業を希望する方と、SIerで培った経験を次の職場につなげたい方では、注目する企業や指名理由が異なります。

各社が求める技術と役割を先に見ておくと、自分のレジュメのうちどの経験を厚く書き、どれを短くまとめるかの判断がつきやすくなります。順番としては、書き始める前に眺めるのがおすすめです。

年収診断は会員登録なしで試せる

いきなりレジュメを書くのが重いなら、公式サイトの年収診断から入る手もあります。

経験年数、経験職種、使ってきた技術を選んでいくと、適正年収の目安が出る無料ツールです。会員登録は不要で、所要時間は2分ほど。転職ドラフトスカウトに蓄積された12万件の年収提示データをもとに算出されると案内されています。

診断額がそのまま指名額になるわけではありません。実際の提示年収は、その開催回にどんな企業が参加していて、どのポジションを埋めたがっているかにも左右されます。

それでも、いまの経験がどのくらいの帯で語られるのかを先に知っておくと、指名が届いたときに高いのか低いのかを自分で判断できます。会員登録すれば、他のユーザーがどんな経歴でいくらの指名を受けたのか(金額はマスキング表示)を眺められるので、相場感をつかむにはこちらも早い方法です。

良い評判から見えた転職ドラフトの3つの強み

転職ドラフトの強みは、提示年収を早い段階で確認できることです。ただし、メリットは金額だけではありません。

企業が評価した経験や、入社後に任せたい役割まで選考前に読めるため、企業を比べる軸が増えます。

1.年収とミッションを確認してから企業を選べる

転職ドラフトでは、企業が年収とミッションを添えて指名します。

面接を重ねたあとで条件を知り、希望年収との違いに悩む流れとは異なります。提示内容に納得できる企業へ絞ってから、選考に進めるのが利点です。

指名理由を読むと、企業がどの経験に注目したかもわかります。開発領域や期待されるポジションを事前に確認できるので、面談の場で何を聞けばいいかも具体的になります。ここは大きい。

もちろん、提示額だけで入社先を決める必要はありません。仕事内容、ポジション、働き方も横に並べると、条件の違いがはっきりします。

年収を聞けないまま面接へ進むことに抵抗がある方には、相性のよい仕組みです。

2.現年収ではなく経験とスキルをもとに評価される

転職ドラフトでは、企業に現年収が公開されません。企業はレジュメを読み、経験やスキルをもとに年収つきの指名を出します。

現在の給与が低めでも、担ってきた役割と成果が伝われば、現年収に引っ張られにくい評価を受けられる可能性があります。

ここはルールでも守られています。企業が現年収を聞けるのは、提示年収より内定年収を上げることを検討している場合に限られ、あなたには答える義務がありません。内定前に源泉徴収票の提出を求める行為も禁止されています。

ただし、使用した言語やツールを並べただけでは、企業は入社後に任せられる仕事を判断できません。

「API開発を担当」とだけ書くのではなく、プロジェクトの背景、実装した内容、自分の役割、改善後の結果まで伝えましょう。企業が知りたいのは、どんな課題に対して何を考え、どこまで担当したかです。

3.提示年収90%ルールで大幅な条件変更を防いでいる

転職ドラフトには、内定年収が提示年収の90%を下回ることを禁止するルールがあります。

指名を受けたときの金額と、内定時に示される金額が大きく離れないように設けられた仕組みです。内定年収が提示年収を上回る分には制限がありません。

ただし、指名時の年収がそのまま最終条件になるとは限りません。90%ルールの基準になるのは、承諾時点の提示年収です。

「90%ルールがあるということは、みんな90%まで下げられるのでは」と読む方もいます。運営が2018年に公開した集計では、半数強が指名時と同じ金額で内定し、上がった人と下がった人がおよそ4分の1ずつ、90%ぎりぎりまで下がるケースは5%未満とされていました。少し前のデータなので目安として見る前提ですが、下限に張り付くのが標準というわけではなさそうです。

また、同じ年収でも固定残業代や賞与の扱い、評価制度によって受け取り方は変わります。リモート勤務や出社頻度も、働き方を左右する条件です。

提示年収に固定残業代が含まれる場合は、含んでいることを企業が明記する決まりになっています。賞与を含める場合も、金額の割合や支給条件の明示が求められます。高い年収を提示されたときほど、金額の内訳とミッションを確認してください。

悪い評判も確認|登録前に知っておきたい3つの注意点

転職ドラフトには、条件を見てから選考へ進める利点があります。一方で、すべての登録者に同じような指名が届くわけではありません。

期待と現実のずれを減らすため、審査、転職時期、実務経験の3点を確認しておきましょう。

1.審査に通らないことや指名がない回もある

アカウントを作っただけでは、企業から指名を受けられません。開催回へ参加するには、レジュメ審査の通過が必要です。

レジュメでは、プロジェクトの概要、担当機能、使用技術、技術上の課題、工夫した点などを確認されます。

公式の解説によると、審査に通らない主なケースは、エンジニアとしての実力を判断できるだけの情報がレジュメにない場合です。

経験年数だけで判断されるわけではありません。実務経験があっても、何を任され、どう動いたかが書かれていなければ、スキルは伝わりません。

指名が届かなかった回も、すぐに経験不足と決めつけないでください。企業が「この人になら何を任せられるか」を読み取れるだけの材料がレジュメに載っているかどうかを、まず自分の目で見直したほうが早く前に進めます。

Qiitaなどでは、高額指名や複数指名を受けた体験談も見つかります。ただし、指名結果は経験、開催時の企業ニーズ、レジュメの書き方で変わります。体験談の金額だけを、自分の基準にはしない方がよいでしょう。

2.開催回を待つため、急ぎの転職とは合わないことがある

転職ドラフトは、決められた開催回に企業から指名を受けるサービスです。

気になる求人を見つけた日に、何社も応募できる求人検索型サイトとは進み方が違います。指名を待ち、内容を確認して返答し、その後に面談や選考へ進みます。

「今月中に内定を得たい」など期限がある方は、転職エージェントや企業への直接応募も並行してください。開催日が固定されている以上、転職ドラフト1本に絞ると、企業の選考ペースまで含めて自分の期限に間に合うかどうかが運任せになってしまいます。

ただ、開催の合間がまったく動かせないわけでもありません。過去に指名をくれた企業へ「もう一度評価してほしい」と伝える再指名リクエストがあり、次の開幕を待たずに接点を戻せます。一度辞退した指名を承諾へ変更する導線も用意されていて、こちらは返答から14日~240日以内の指名が対象です。

反対に、転職を急いでいない方なら、指名内容から市場価値を見ながら候補を探せます。参加する回を決めたら、締め切りから逆算してレジュメを準備しましょう。

3.実務未経験者が指名を得るハードルは高い

実務未経験から転職ドラフトで指名を受けるのは、正直ハードルが高めです。

企業は年収という数字を先に出す以上、その金額に見合う仕事を任せられるかどうかをレジュメから見極めることになります。実務で担った仕事が見えなければ、判断のしようがありません。

実務経験が1~2年ある方は、年数だけで諦める必要はありません。担当機能、チームでの役割、改善した内容、技術を選んだ理由まで書ければ、企業が経験の中身を確認できます。

まだ実務経験がない方は、指名を待つ形から一度離れて、未経験者向けの転職エージェントや学習支援つきのサービスを比較したほうが、最初の1社にたどり着くまでの距離は短くなります。

登録前のよくある不安|身バレ・炎上・内定率を確認

登録を考えると、現職に転職活動が知られないか、過去に話題になった問題は解消されたのか、といった不安も出てきます。

指名を受けてから慌てないように、公開設定と条件の確認方法を先に押さえておきましょう。

現職に転職活動が知られる可能性はある?

転職ドラフトには、特定の会社にレジュメを見せないための指名禁止企業機能があります。

現職や関連会社を設定すれば、企業側の管理画面ではあなたの情報がマスキング、またはリダイレクトされます。ただし、指名禁止企業にしても、全体公開にした情報は見える場合があります。

たとえば、プロジェクト詳細を全体公開にすると、伏せたい情報まで表示される可能性があります。身バレが心配な方は、公開前に次の項目を確認してください。

  • 現職、関連会社、取引先を指名禁止企業に設定する
  • プロジェクト詳細の全体公開設定を見直す
  • 社名、取引先名、プロダクト名を必要以上に書かない
  • SNSと同じ表示名やアイコンを避ける
  • GitHubやポートフォリオに所属情報が出ていないか確認する

なお、承諾していない相手へ企業がSNSやメールで直接連絡すること、あなたが利用している事実を第三者に話すことは、いずれも規約で禁止されています。

匿名性を保ちたい方は、文章を直すだけでは不十分です。外部サービスのプロフィールも含め、公開範囲を一度確認しておきましょう。

過去の炎上は現在のルールに影響している?

転職ドラフトでは過去に、提示条件の運用をめぐって話題になったことがあります。

きっかけは2016年9月、提示年収550万円で指名を受けた利用者が、内定時に示された条件は基本給に固定残業代を足しても提示額の90%に届かなかったと公表した件です。運営は同月中に事実確認の記事を出し、当時は提示年収の定義があいまいで、残業代の詳細を確認しないまま金額に含めていたと認めました。

その後、提示年収は「内定時に無条件で支給確約できる金額に限る」と定義し直されています。

現在のスカウトルールでは、提示年収90%ルールに加えて、固定残業代や固定賞与を含む場合の明示が企業側の義務になっています。過去の出来事だけで利用を決めるのではなく、今のルールと自分に届いた指名の中身を確認してください。

気になる点は、承諾前に企業へ質問できます。年収の内訳、固定残業代の有無、賞与の扱い、評価制度、任される役割あたりは、選考が進んでから聞くと切り出しにくくなるので、早い段階で確認しておいたほうが気が楽です。

内定率や年収アップ実績はどう見ればいい?

転職ドラフト全体の内定率や承諾率は、公式サイトで登録者全員に対する数字として案内されているものではありません。

そのため、公表されていない内定率でサービスを比べるより、自分に指名が届いたか、提示額に納得できるか、選考を経ても条件が変わっていないかという、手元で確かめられる事実を見る方が現実的です。

公式サイトが案内しているのは、約93%のITエンジニアが平均160万円の年収アップを実現した、という実績です。

ただし、この数字には集計の条件が付いています。対象は2024年1月~12月に転職ドラフトスカウトを通じて内定承諾した人のうち年収がアップした人の比率と平均金額で、業務委託での採用は除かれています。登録者全員が同じ結果になるわけではありません。

数字を見るときは、金額の大きさだけでなく、誰を対象に集計したものかまで確認しましょう。僕がこの手の実績値を読むときは、分母が「登録者」なのか「内定承諾者」なのかを最初に見るようにしています。

提示年収に迷ったら、金額とミッションをセットで比べる

年収が先に提示されると、どうしても金額へ目が向きます。しかし、納得できる転職かどうかは、入社後の役割も合わせなければ判断できません。

提示額が高い企業ほど、任される範囲や求められる成果まで丁寧に読みましょう。

開催回ごとの提示年収は公式サイトで公開されている

相場を推測で語る必要はありません。転職ドラフトは開催回ごとの結果を公開していて、その回に何人が参加し、企業がいくらの年収を提示したのかを、登録していなくても誰でも確認できるようになっています。直近の月例回とハイクラス回を並べると、次のとおりです。

開催回 参加人数 参加社数 総指名数 平均提示年収 中央提示年収
2026年7月回 697人 236社 2,548件 866万円 850万円
2026年6月回 788人 250社 2,642件 839万円 800万円
2026年5月回 714人 256社 2,932件 840万円 800万円
第6回 ハイクラス回(2026年6月) 249人 211社 869件 1,134万円 1,100万円

※転職ドラフト公式サイト「開催結果」より(2026年8月19日確認)。
※公式サイトの記載では、2025年1月~12月に開催された転職ドラフトスカウトの平均提示年収は約820万円。

月例回の中央提示年収は、直近では800万円台で推移しています。参加人数が500~800人ほどの回に対して総指名数は2,500件前後で動いているので、1人につき1社だけが手を挙げる世界ではありません。

年収1,000万円台を狙いたい方は、ハイクラス回も見ておいてください。この回は提示年収1,000万円未満の指名がルールで禁止されており、2026年は6月と11月に設定されています。

ただし、平均も中央値も「参加して指名を受けた人」の数字です。指名が0件で終わる回もある以上、この帯をそのまま自分の見込み額として計算するのは早すぎます。目安として持っておくくらいがちょうどいいと思います。

希望年収は現在の給与だけを基準にしない

希望年収を決めるときは、今の給与に一定額を足すだけで考えない方が納得できます。

いま担当している範囲、次の職場で担いたい役割、そして指名で示されたミッションの重さを並べたうえで、その3つに見合う金額かどうかという順番で考えたほうが、あとから条件を蒸し返さずに済みます。

開発メンバーとして入社する場合と、テックリードやマネジメントに近い役割を担う場合では、責任の範囲が異なります。妥当と感じる年収も変わるはずです。

現年収より50万~100万円ほど高い額をひとつの目安にしつつ、責任が増えるなら、その分も含めて考えましょう。

「この年収なら、どこまで任されるのか」と考えると、金額と役割のずれに気づけます。

指名を承諾する前に内訳と働き方を確かめる

提示年収が高くても、その場ですぐ承諾する必要はありません。急がなくて大丈夫です。

固定残業代の有無、賞与の扱い、評価制度、出社頻度、入社後のミッションを確認してから返答してください。

指名を受けた企業すべてと会う必要もありません。複数社から届いた場合は、条件と仕事内容を比べ、関心のある企業だけに返答できます。

年収や指名理由に疑問があれば、再提示リクエストで条件の出し直しを求められます。使えるのは開催回ごとに7回まで。ただし、企業が応じるかどうかは相手次第なので、最初の条件のままでも選考へ進みたいか、先に考えておきましょう。

返答期間を過ぎると、未返答として残る場合があります。辞退すると決めた指名にも、できる限り返答しておくのがよいでしょう。返答さえしておけば、あとから企業とメッセージのやりとりができます。

指名されないときは、技術名より先に役割と成果を見直す

指名が届かなかったとしても、「自分の経験では利用できない」とすぐに結論を出す必要はありません。

企業は年収を提示するために、レジュメから任せられる仕事を判断します。プロジェクトの情報が足りなければ、指名を出す根拠を持てません。

見直すときは、技術スタックの数を増やすより、プロジェクトごとの役割と成果を掘り下げてください。

  • どんな課題を解決するプロジェクトだったか
  • 自分が担当した機能や工程はどこか
  • 技術選定や設計にどこまで関わったか
  • チーム内でどのような判断をしたか
  • リリース後、数値や運用にどんな変化があったか

書き直す材料は、サービス側にもあります。プロジェクト経験の入力内容を分析して、完成度と項目ごとの過不足を返すリアルタイムフィードバック機能があり、2026年6月からは転職ドラフトスカウトの利用者全員が使えるようになりました(PCのみ)。レジュメページのプロジェクト編集画面から「フィードバックをもらう」で呼び出せます。

企業側にアプローチする手も残っています。開催回ごとに10回まで使えるラブコールで「興味があります」と意思表示でき、上限に達したら既存のラブコールを外して別の企業へ付け替えられます。応募ではないため反応がない場合もありますが、指名を待つだけの状態からは一歩進めます。

指名がゼロの回は、正直こたえます。ただ、僕は指名が届かなかった回のほうが手元に残る情報は多いと思っていて、どの経験が企業に伝わらなかったのかを名指しで教えてくれる機会だと考えると、書き直す優先順位もつけやすくなります。

スカウトとエージェントは、転職の進め方で選ぶ

転職ドラフトには、企業から直接指名を受けるスカウト型と、キャリアアドバイザーに相談するエージェント型があります。

優劣で選ぶのではなく、自分がどのように転職活動を進めたいかで決めましょう。

転職ドラフトスカウト 企業から年収とミッションつきの指名を受けるサービス。自分の市場価値を確認したい人や、複数社の提示額を比較したい人に向いています。
転職ドラフトエージェント キャリアアドバイザーへの相談、求人紹介、選考対策を利用できるサービス。指名を待つだけでは進めにくい人や、早めに転職先を決めたい人に向いています。

SIerから自社開発企業やWeb系企業へ移りたい方は、どちらを選んでもレジュメの中身が重要です。

社名や在籍年数だけで評価が決まるわけではありません。担当した工程、改善した内容、自分で判断した範囲を具体的に伝えてください。

企業から届く年収つきの指名を見たいならスカウト、求人の紹介や面接対策も必要ならエージェントが候補です。両方を使う場合でも、次の職場で何を任されたいのかを先に自分の言葉にしておかないと、指名の数だけ増えて判断がつかなくなります。

転職ドラフトが向いている人・別の方法も考えたい人

転職ドラフトは、ITエンジニアとしての実務経験を、レジュメで説明できる人に向いています。

一方、内定までの早さや手厚い選考支援を優先する方には、別のサービスが合うこともあります。自分の状況を下の表と照らし合わせてください。

おすすめできる人
  • ITエンジニアとして実務経験がある人
  • 年収を確認してから選考へ進みたい人
  • 担当範囲や成果をレジュメで説明できる人
  • 複数社の提示額とミッションを比較したい人
  • 転職を急がず、まず市場価値を知りたい人
合わない場合がある人
  • 実務未経験からエンジニアを目指す人
  • 短い期間で内定を得たい人
  • 職務経歴を書く時間を確保できない人
  • 指名を待たず、自分から多くの求人へ応募したい人
  • 年収提示よりも選考サポートを優先したい人

どちらか判断できない場合も、転職ドラフトだけに絞る必要はありません。

転職ドラフトで市場価値を確かめつつ、期限のある応募やキャリア相談はエージェントで進める方法もあります。

登録するなら、まず1つのプロジェクトを書き出そう

転職ドラフトの強みは、選考へ進む前に年収とミッションを確認できることです。

今の給与ではなく、これまでの経験を見て企業に評価してほしいITエンジニアには、試す意味があります。

ただし、参加にはレジュメ審査があり、指名が必ず届く保証はありません。指名が少ないときは経験不足と決めつけず、企業が経験の中身を読み取れるか確認してください。

最初から職務経歴をすべて整えなくても構いません。これまで関わったプロジェクトを1つ選び、背景、担当範囲、使用技術、技術を選んだ理由、改善後の結果を書き出しましょう。

そのあとで、参加できる開催回と参加企業を確認します。ここまでできれば、登録するかを具体的に判断できます。

指名が届けば、今の経験に対する企業の年収目線がわかります。指名がなかった場合も、職務経歴のどこが伝わっていないかを見直す材料になります。

企業を比べる際は、指名額だけでなく、ミッション、開発環境、働き方、評価制度まで確認してください。

転職ドラフト以外も併用して、選択肢を狭めない

転職ドラフトだけでは決めきれない方は、ほかの転職サービスも比較してみてください。

スカウト型、エージェント型、求人検索型では、企業との出会い方も選考の速度も異なります。転職の期限と、必要な支援に合わせて使い分けましょう。

年収つきのスカウトを比べるなら、LAPRAS、Forkwell、レバテックダイレクトも候補です。担当者と相談しながら進めたい方は、ITエンジニア向けの転職エージェントも見ておきましょう。

登録先を増やすかどうか迷うなら、転職エージェントの併用で押さえておきたい点も参考にしてください。

IT転職向けの転職サイトもあわせて確認し、自分に合う進め方を選んでください。

クラウドリンク

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口コミ:アイデアキャリア 評判を確認

おすすめ度:★★★・・
公開求人数:9,414(2026年8月24日現在)
求人数増減:+190(先週比↑up)
【公式サイト】https://cloud-link.co.jp/

ウィルオブテック

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おすすめ度:★★★・・
公開求人数:8,862(2026年8月24日現在)
求人数増減:+11(先週比↑up)
【公式サイト】https://willof.jp/techcareer/

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公開求人数:10,000(2026年8月24日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://se-navi.jp/

テックゴー

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おすすめ度:★★★・・
公開求人数:10,000件以上(2026年8月24日現在)
【公式サイト】https://tech-go.jp/

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公開求人数:36,498(2026年8月24日現在)
求人数増減:-46(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.geekly.co.jp/

はじめてのエンジニア

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おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://hajien.jp/

キッカケエージェント

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おすすめ度:★★★・・
公開求人数:16,105(2026年8月24日現在)
求人数増減:+139(先週比↑up)
【公式サイト】https://kikkakeagent.co.jp/

マイナビクリエイター

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おすすめ度:★★★・・
公開求人数:1,440(2026年8月24日現在)
求人数増減:-5(先週比↓down)
【公式サイト】https://mynavi-creator.jp/

ワークポート

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おすすめ度:★★★・・
公開求人数:138,020(2026年8月24日現在)
求人数増減:+146(先週比↑up)
【公式サイト】https://workport.co.jp/af_service01/

マイナビITエージェント

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おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/it/

メイテックネクスト

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公開求人数:11,584(2026年8月24日現在)
求人数増減:-590(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.m-next.jp/

執筆者・監修者のmotoについて

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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

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