
転職エージェントへの転職を考える方は、「転職エージェントの年収はどれくらいか」「キャリアアドバイザーの賞与や残業代はどうなっているのか」「未経験でも収入を上げられるのか」が気になるのではないでしょうか。
本記事では、転職エージェントで働く場合の年収を、平均年収、新卒・中途の給与例、賞与とインセンティブ、年収が高くなる理由、仕事のきつさまで整理しました。あわせて後半では、転職エージェントを使う側の年収の疑問(現年収を聞かれる理由、年収交渉のタイミング、年収が下がるケース)にも答えます。
なお、求人票では「転職エージェント」のほかに、キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザー、人材紹介営業、キャリアカウンセラー、採用コンサルタントなどの職種名で募集されることがあります。年収を比べるときは、職種名だけでなく、担当業務、固定残業代、賞与、インセンティブの有無まで確認してください。
転職エージェントの年収は職種で変わる(CA・RA・両面型)
転職エージェントの年収を調べるときは、まず「どの職種の年収なのか」を分けて見てください。キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザー、両面型コンサルタントでは、担当する相手も、評価される成果も違います。同じ会社の同じ求人票でも、ここで年収レンジが変わります。
| 職種名 | 主な担当 | 年収を見るときのポイント |
|---|---|---|
| キャリアアドバイザー | 転職希望者との面談、求人紹介、選考支援 | 面談数、推薦数、入社決定数、担当領域を見る |
| リクルーティングアドバイザー | 企業への採用提案、求人要件の整理、候補者推薦 | 法人営業経験、担当企業数、売上目標を見る |
| 両面型コンサルタント | 求職者対応と企業対応の両方 | 業務範囲が広い分、成果給や担当領域を確認する |
求人票で「人材紹介営業」と書かれている場合、企業担当が中心のこともあれば、求職者対応まで含むこともあります。応募前には、CAとRAのどちらに近い仕事か、片面型か両面型かを担当者に確認してください。
順番があります。年収を上げたい方が最初に決めるのは、会社名より「自分が成果を出せる側はどちらか」です。法人営業の経験がある方はRA、面談やキャリア支援に関心がある方はCA、両方に関わりたい方は両面型のエージェントから見てください。
転職エージェントの平均年収は500万円台が目安
転職エージェントの年収は、500万円台をひとつの目安に考えられます。厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントの賃金(年収)は全国平均で583.3万円とされています(令和7年賃金構造基本統計調査をもとに作成)。
また、マイナビ転職の「2025年版 職種別モデル年収平均ランキング」では、キャリアカウンセラーのモデル年収は559万円で、全321職種のうち104位です。国税庁の「令和6年分民間給与実態統計調査」による民間給与の平均478万円と比べると、求人上の年収水準はやや高めの位置にあります。
| データ | 年収目安 | 見るときの注意点 |
|---|---|---|
| job tag キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタント(令和7年賃金構造基本統計調査) | 583.3万円 | 民間職業紹介会社以外の相談職も含む統計 |
| マイナビ転職 キャリアカウンセラー(2025年版 職種別モデル年収平均ランキング) | 559万円 | 掲載求人のモデル年収例をもとにした数値 |
| 国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査 | 478万円 | 民間企業の給与所得者全体の平均 |
母集団が違います。job tagは民間職業紹介会社以外の相談職まで含めた職種統計、マイナビ転職は同社に掲載された求人のモデル年収例を職種別に平均したもの、国税庁は業種も職種も問わず1年を通じて勤務した給与所得者全体の平均で、そもそも数えている対象がそろっていません。「転職エージェントの平均年収は◯万円」と一本の数字で言い切れないのは、そのためです。
平均年収だけで応募先を選ぶのもおすすめしません。大手は固定給と賞与が中心で年収の見通しを立てやすく、中小や特化型のエージェントではインセンティブの比率が高く、成果によって年収が上振れする求人もあります。会社ごとの給与の中身をどう読むかは、後半の比較ポイントで整理します。
転職エージェントの新卒年収
新卒で人材業界に入る場合、大手企業では月給25万円台~33万円台が目安です。ただし、同じ人材業界でも、固定残業代を含む会社と、時間外勤務手当を別途支給する会社があります。月給だけで比べず、残業代の扱いまで見てください。
| 会社 | 新卒給与の目安 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| リクルート | 月給333,334円+賞与、年収例495万円 | グレード手当として35時間相当分の超過勤務手当を含む |
| パーソルキャリア | 基本給222,000円、モデルケース256,514円 | 時間外勤務手当は実際の残業時間に応じて支給 |
| マイナビ | 月給269,925円、モデル月収314,425円 | 固定時間外手当35時間分と地域手当の有無で月収が変わる |
リクルートの新卒年収
株式会社リクルートの新卒採用HPでは、ビジネスグロースコースの2026年度見込みとして、月給333,334円(基準給258,065円+グレード手当75,269円)、年収例495万円と記載されています。
月給に含まれるグレード手当75,269円は35時間相当分の超過勤務手当で、35時間を超えた時間外労働分は別に追加支給されるとされているため、求人票を読むときは「固定残業代が何時間分に相当するか」「超過分がきちんと支給されるか」の2点を必ず見ておきましょう。
パーソルキャリアの新卒年収
転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアの新卒採用HPでは、ビジネス総合(セールス)の基本給が222,000円、時間外勤務手当19.9時間で計算したモデルケースが256,514円とされています。
パーソルキャリアは、エージェントサービス事業部でリクルーティングアドバイザーやキャリアアドバイザーへの配属可能性があります。固定残業代込みの月給ではなく、実際に残業した時間に応じて時間外勤務手当が支払われる形です。月給を比べるときは、この違いを分けて見てください。
マイナビの新卒年収
株式会社マイナビの新卒採用データでは、2025年4月実績として、大卒・短大卒・高専卒・専門卒・高卒の月給は269,925円、大学院修了は272,262円とされています。
大卒の月給には固定時間外手当61,600円とテレワーク手当2,000円が含まれます。さらに首都圏勤務で世帯主の場合は、地域手当を含めたモデル月収が314,425円とされています。配属エリアや世帯主かどうかで月収が変わるため、勤務地の条件も確認してください。
転職エージェントの中途年収
中途採用では、未経験歓迎の求人でも400万円台から始まるものがあり、経験者やマネジメント候補では700万円台以上の求人もあります。転職エージェントの中途年収を見るときは、会社名だけでなく、CAかRAか、片面型か両面型かも確認してください。
| 求人例 | 想定年収 | 給与の見方 |
|---|---|---|
| リクルートエージェントのキャリアアドバイザー | 485万円~660万円 | 採用企業は株式会社インディードリクルートパートナーズ。固定残業代35時間分を含む |
| パーソルキャリアの営業・RA系求人 | 488万円~810万円 | 30時間分の時間外勤務手当を想定した年収。時間外勤務手当は別途全額支給 |
| マイナビの営業系求人 | 430万円~600万円 | 固定時間外手当を含むモデル年収。課長職では700万円台の例もある |
リクルートエージェントのキャリアアドバイザー年収
リクルートエージェントに掲載されているキャリアアドバイザー職の求人票では、株式会社インディードリクルートパートナーズの想定年収が485万円~660万円、月給が329,167円~445,834円とされています。
採用企業名は、株式会社リクルートではありません。株式会社インディードリクルートパートナーズは2025年4月に株式会社リクルートから分割して始動した会社で、リクルートエージェントなどのHR・人材領域サービスを提供しています。応募先の社名と雇用条件は、公式求人票で確認するのが確実です。
パーソルキャリアのキャリアアドバイザー・RA年収
パーソルキャリアの中途採用求人では、営業・リクルーティングアドバイザー系の求人で予定年収488万円~810万円の例があります。基本給は246,000円~439,000円で、時間外勤務手当は別途全額支給とされています。
パーソルキャリアはCA、RA、プロジェクトエージェント、リクルーティングコンサルタントなど職種が分かれています。同じ会社でも、年俸制でハイレイヤー向けに設定された求人は予定年収の上限が1,000万円を超えるものもあります。求職者対応をしたいのか、企業の採用課題に向き合いたいのかで、応募する職種を分けて見てください。
マイナビのキャリアアドバイザー・営業職年収
マイナビ転職に掲載されている株式会社マイナビの求人情報では、営業系求人の初年度年収が430万円~600万円とされています。モデル年収は、26歳・営業職経験3年で520万円、31歳・課長職経験5年で740万円の例が示されています(いずれも大卒・首都圏勤務・世帯主で、固定時間外手当35時間分を含む場合)。
マイナビは転職、人材紹介、就職、アルバイト、教育など複数の事業を展開しています。キャリアアドバイザーとして働きたい方は、マイナビ転職AGENTやキャリアデザイン事業本部など、人材紹介に関わる部署かどうかを確認してから応募しましょう。
転職エージェントの年収比較で見るべきポイント
年収500万円と書かれていても、固定残業代を含むのか、賞与を何カ月分で見込むのか、インセンティブが確定額なのかで意味が変わります。求人票の年収は、次の5つに分解して読んでください。
| 確認項目 | 見るべき内容 |
|---|---|
| 固定給 | 毎月の基本給、固定残業代、地域手当、在宅勤務手当を分けて確認する |
| 賞与 | 年2回か、業績連動か、初年度の支給月がどうなるかを見る |
| インセンティブ | 個人成果、チーム成果、売上粗利、成約件数のどれに連動するかを確認する |
| 担当領域 | 総合型、IT特化、医療、介護、ハイクラスなど、成約単価が変わる領域を見る |
| 働き方 | 求職者対応のため、夜や土日に面談が入るかを確認する |
賞与は支給月と算定期間まで見る
人材業界の賞与は年2回が多いものの、想定年収に何カ月分が織り込まれているかまでは求人票に書かれていないことがあります。ここがぶれます。
入社1年目は算定期間が短く、賞与が満額出ないことがあります。リクルートの新卒年収例495万円も、入社年の12月と翌年6月に支給される賞与を前提とした金額です。中途入社でも、初回賞与の支給月と、その回の算定対象期間がいつからかは面接で聞いておきましょう。業績連動の会社なら、直近数年の支給実績もあわせて確認してください。
インセンティブは支給条件と返金規定まで確認する
中小の人材紹介会社や、IT・医療・ハイクラスなど成約単価が高い領域では、インセンティブ制度で成果が給与に反映される求人があります。一方、大手転職エージェントは固定給、グレード、賞与で年収が決まる会社も多く、個人インセンティブが前面に出ないケースもあります。
「インセンティブあり」という言葉だけで判断しないでください。確認したいのは、支給条件、支給月、返金規定、個人成果とチーム成果の比率の4点です。人材紹介には早期退職時の返金規定があり、これが個人の成果計上にどう跳ね返るかは会社ごとに扱いが違います。
収入の安定を重視する方は、固定給と賞与の比率が高い大手が候補です。成果と収入を連動させたい方は、特化型や両面型のエージェントも見てください。ただし成果給の比率が高い会社では、月ごとの成約状況で収入が揺れます。
僕は、年収額そのものより「どの成果を評価されるのか」を先に確認することをおすすめします。面談数を重視する会社、売上粗利を重視する会社、企業開拓を重視する会社では、同じキャリアアドバイザー職でも1日の使い方が変わります。
転職エージェントの年収が高い理由
転職エージェントの年収が高めに見える理由は、ビジネスモデルと成果評価にあります。求職者の相談に乗るだけの仕事ではなく、企業の採用成功に対して報酬が発生するため、採用が決まったときの売上単価が大きくなります。
企業から成功報酬を受け取る仕組みだから
転職エージェントは、企業から採用条件をヒアリングし、求人情報を整理します。その上で、求職者の経験や希望に合う求人を紹介し、応募、面接、内定、入社までを支援します。

画像出典:リクルートエージェント公式サイト
求職者が企業に入社すると、企業から転職エージェントへ紹介手数料が支払われます。人材紹介の手数料は、理論年収の30%~35%程度が相場とされています。理論年収とは、採用された人が1年間働いたと仮定した推定年収のことで、月給(基本給+残業代+各種手当)×12カ月に賞与などを加えて計算します。
例えば理論年収500万円の方が入社した場合、企業が支払う紹介手数料は150万円~175万円程度が目安です。1件の成約で売上が大きくなるため、成果を出せるキャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーには給与で還元されやすい構造になっています。求職者側の費用負担はありません。
料率は職種によって幅があります。営業職や事務職のように候補者が集まりやすい職種では30%前後、看護師や介護士のように採用難度が高い領域では35%を超える設定もあります。特化型エージェントの年収が高く出やすいのは、この単価差が理由です。
こうした裏事情については【転職エージェント裏事情】転職のプロが教えるエージェントの本音と活用方法をご覧ください。
営業力と専門性が評価される仕事だから
転職エージェントの仕事では、求職者の希望を聞くだけでなく、企業の採用背景、求人要件、選考基準、入社後の活躍可能性まで整理します。営業力、ヒアリング力、求人理解、書類添削、面接対策、条件交渉と、求められる力の幅が広い仕事です。
この幅の広さが、そのまま給与レンジの広さになっています。同じ会社の同じ職種でも、中途求人の想定年収が400万円台から800万円台まで開くのはそのためです。求人数が多い会社を選ぶより、自分の経験が単価の高い領域とつながるかを見たほうが、年収は動きます。
転職エージェントの仕事はきつい?年収だけで判断しない
転職エージェントは年収を上げられる可能性がある一方で、仕事の負荷もあります。検索でも「転職エージェント 仕事 きつい」と調べる方が多く、給与だけを見て入社するとギャップが出ることがあります。
求職者と企業の間で調整が多い
キャリアアドバイザーは、求職者の希望を聞くだけでは終わりません。応募先企業の採用条件、面接評価、年収提示、入社時期を踏まえて、双方の温度感を調整します。求職者が迷う場面もあれば、企業側の要件が変わる場面もあります。
人と企業の間に立つ仕事なので、予定通りに進まないこともあります。調整ごとにストレスを感じる方より、相手の事情を整理して次の打ち手を考えられる方に合う仕事です。
夜や土日に面談が入ることがある
転職希望者は在職中の方が多いため、平日の夜や土日に面談が入る会社もあります。リクルートエージェントのキャリアアドバイザー求人でも、求職者ニーズに対応するためシフト制勤務が導入されています。
ワークライフバランスを重視する方は、年間休日だけでなく、土日勤務の頻度、振替休日、リモート勤務、面談時間のルールを確認してください。年収が高くても、働き方が合わなければ長く続けにくくなります。
成果目標がある
転職エージェントは、相談職であると同時に営業職でもあります。面談数、推薦数、内定数、入社決定数、売上などの目標が設定される会社があります。
数字を追う仕事に抵抗がある方には、負荷を感じる場面があります。逆に、営業経験があって成果が評価に反映される環境を望む方には合う可能性が高く、入社後のギャップも小さくて済みます。求人票の「ノルマなし」という表現だけで判断せず、何をどの頻度で見られるのか、実際の評価指標を面接で確認しましょう。
転職エージェントを使う側の年収の疑問に答える
「転職エージェントを使うと年収は下がるのか」「年収交渉してくれないのでは」と気になる方もいます。ここからは、エージェントを利用して転職する側の疑問をまとめます。キャリアアドバイザーとして働きたい方にとっては、そのまま求職者から聞かれる質問でもあります。
転職エージェントに現年収を聞かれるのはなぜ?
面談で現年収を聞かれるのは、紹介する求人の範囲を絞るためです。企業の求人には想定年収のレンジがあり、現年収と希望年収が分かると、選考が進む可能性のある求人に寄せて紹介できます。答えたくなければ、その旨を伝えて構いません。
登録後に「年収確認のお願い」という連絡が届くこともあります。これは、登録情報の年収欄が空だったり、前回の登録から時間が経っていたりする場合に、紹介の精度を上げるための確認です。金額は、直近の源泉徴収票に記載された支払金額をそのまま伝えれば済みます。
気をつけたいのは、実際より高く申告することです。内定後に源泉徴収票の提出を求める企業もあり、そこで食い違うと条件交渉がやり直しになります。面談で何を聞かれるかは転職エージェントの面談で聞かれることで整理しています。
年収交渉のタイミングは労働条件通知の前
給与交渉は、面接で希望年収を聞かれたタイミングか、内定後のオファー面談で行うのが基本です。dodaの解説でも、労働条件通知書が提示された後の交渉は難度が高いとされています。
担当者に丸投げしても、交渉材料がなければ動けません。現年収、希望年収、最低ライン、その根拠の4点を整理して渡してください。根拠のない高すぎる希望額は企業側の評価と合わず、交渉そのものが止まります。キャリアアドバイザーとして働く場合も、求職者から引き出すのはこの4点です。
転職エージェントを使うだけで年収が下がるわけではない
下がりません。紹介手数料を負担するのは採用した企業で、求職者の年収からその分が差し引かれる仕組みにはなっていません。年収が下がる主な理由は、未経験職種への転職、勤務地や働き方の変更、残業代や賞与の違い、企業規模の変更です。
「年収が下がるのでは」と感じたら、求人票の給与内訳を担当者と一緒に見てください。月給、賞与、固定残業代、各種手当、想定残業時間を分けて並べると、どこで増えてどこで減るのかが金額で見えます。差額で話せます。エージェントを使うかどうかで迷っている方は転職エージェントは使わない方がいい?やめとけと言われる理由と活用方法もあわせてどうぞ。
「年収が嘘」に見えるのは4つの数字が別物だから
求人票の想定年収、モデル年収、口コミサイトの年収、実際のオファー年収は、それぞれ指しているものが違います。想定年収は選考を通じて決まる範囲、モデル年収は特定条件での例、口コミは投稿者個人の経験、オファー年収は自分に提示された確定額です。
数字が食い違って見えるのは、この4つを同じ土俵に並べたときです。応募前にそろえたいのは、固定残業代を含むか、賞与は何カ月分を想定しているか、インセンティブは確定額かの3点。ここまで見れば、求人票の年収と実際の手取りの距離が読めます。
転職エージェントでキャリアアドバイザーとして働くために
転職エージェントでキャリアアドバイザーとして働きたい方は、求人の探し方を分けると候補を見つけやすくなります。人材業界は未経験歓迎の求人もありますが、営業、接客、販売、採用、人事、教育などの経験を評価する会社もあります。
転職エージェントと転職サイトの両方で探す
エージェント経由で応募するよい点は、実際のキャリアアドバイザーから仕事内容を聞けることです。面談では、担当者の1日の流れ、面談数、成果目標、給与制度、土日対応の有無を質問してください。求人票だけでは分からない働き方まで確認できます。利用しているエージェント自体が人材を募集していることもあるので、人材業界の求人を多く扱う担当者かどうかを最初に確認しておきましょう。
転職サイトでは、職種、勤務地、業務内容、年収、休日などの条件を指定して求人を探せます。職種名は「キャリアアドバイザー」だけでなく、「人材コーディネーター」「リクルーティングアドバイザー」「採用コンサルタント」「人材紹介営業」でも検索してください。会社によって呼び方が変わるので、1つの職種名だけだと候補が出てきません。
登録した履歴書や職務経歴書を見た人材会社から、スカウトが届くこともあります。すぐに応募する予定がない方でも、どの会社から声がかかるかで、自分の経験が人材業界でどう評価されるかが分かります。応募前に複数社の求人票を読むと、大手と特化型、片面型と両面型の給与差も見えてきます。
採用ページから直接応募する
志望する転職エージェントが決まっている方や、転職サイトに希望の求人がない場合は、企業の採用ページから直接応募する方法もあります。
大手人材会社は採用サイトに職種紹介や社員インタビューを掲載していることがあります。給与だけでなく、CAとRAの役割、担当業界、評価制度、研修制度、配属可能性を読んだ上で応募してください。
地方の人材会社や特化型エージェントは、採用コストを抑えるために転職サイトへ求人を常時掲載していないこともあり、募集の告知が自社の採用ページだけで完結しているケースも珍しくありません。履歴書と職務経歴書を先に準備した上で、採用ページや問い合わせ窓口から募集状況を確認しましょう。
人材業界への転職におすすめの転職エージェント5選
転職エージェントでキャリアアドバイザーとして働きたい方、人材業界に転職したい方におすすめの転職エージェントをご紹介します。求人を比べるなら、総合型で幅広く探しつつ、人材業界や営業職に強い担当者へ相談するのがおすすめです。
1:リクルートエージェント

口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:750,000(2026年8月3日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
人材業界の求人を幅広く見たい方は『リクルートエージェント』を確認しておきましょう。
リクルートエージェントは、公開求人約78万件、非公開求人約28万件を保有する転職エージェントです(2026年7月31日時点。表示件数は採用予定数)。人材紹介会社、採用支援会社、営業職、キャリアアドバイザー職などをまとめて比較したい方に向いています。
人材業界への転職では、求人票に書かれている年収だけでなく、固定残業代、シフト勤務、成果目標、担当領域を確認する必要があります。リクルートエージェントでは、複数社の求人を比べながら応募先を絞れます。
出典:公式サイト
2:doda

口コミ:doda 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:30万件以上(2026年8月3日現在)
【公式サイト】https://doda.jp/
次におすすめする転職エージェントは『doda』です。
dodaは、求人検索、エージェントサービス、スカウトサービスを同じサービス内で使える転職サービスです。キャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーの求人を自分で検索しながら、担当者にも相談できます。
人材業界の求人は、職種名が会社によって違います。dodaでは「キャリアアドバイザー」「人材コーディネーター」「人材紹介営業」「採用コンサルタント」など複数の言葉で検索してみてください。
年収交渉やオファー面談の相談もできるため、内定後の条件確認まで見据えて転職活動を進めたい方にもおすすめです。
出典:公式サイト
3:マイナビ転職エージェント

口コミ:マイナビ転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
3つ目におすすめする転職エージェントは『マイナビ転職エージェント』。
マイナビ転職エージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。2026年のオリコン顧客満足度調査では、転職エージェント部門で4年連続の総合1位を獲得しています。
20代、30代の利用者が多く、若手や第二新卒向けの求人を探したい方にも向いています。人材業界へ未経験で挑戦したい方は、営業経験や接客経験をどのように職務経歴書へ書くかも相談してみてください。
また、転職サイト「マイナビ転職」も合わせて見ると、マイナビ本体や人材紹介会社のキャリアアドバイザー求人を確認できます。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
4:JACリクルートメント

口コミ:JACリクルートメント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:60,274(2026年8月3日現在)
求人数増減:-45(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
おすすめ転職エージェントの4つ目は『JACリクルートメント』。
JACリクルートメントは、東証プライム上場の株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営する転職エージェントです。2026年のオリコン顧客満足度調査では、ハイクラス・ミドルクラス転職部門で8年連続の総合1位を獲得しています。
管理職、専門職、ミドル・ハイクラス層の転職に強く、外資系企業や海外進出企業の求人も扱っています。人材業界の中でも、ハイクラス領域や両面型コンサルタントに関心がある方は確認しておきたいサービスです。
年収800万円以上を狙う転職や、営業経験を活かして人材紹介のコンサルタント職へ進みたい方にもおすすめです。
出典:公式サイト
5:パソナキャリア

口コミ:パソナキャリア 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:52,718(2026年8月3日現在)
求人数増減:+125(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.pasonacareer.jp/
おすすめ転職エージェントの5つ目は『パソナキャリア』。
パソナキャリアは、人材派遣事業などを展開するパソナグループの転職エージェントです。公式サイトでは、累計転職支援実績59万人以上、取引実績企業30,000社以上とされています。
ハイクラス向けの求人を扱っており、企業側の情報に基づいた求人紹介を受けられます。人材業界で営業経験を活かしたい方や、年収アップを狙ってキャリアアドバイザー・採用支援領域へ進みたい方は候補に入れてみてください。
人材業界の求人を探すときは、総合型だけでなく、ハイクラスや管理部門に強いサービスも見ると、給与レンジの違いを比べられます。
出典:公式サイト
転職エージェント年収まとめ
転職エージェントの平均年収は、500万円台が目安です。キャリアカウンセラーの統計(583.3万円)や求人上のモデル年収(559万円)は、国税庁が示す民間給与の平均478万円より高い水準にあります。
ただし実際の年収は、会社規模、担当領域、固定残業代、賞与、インセンティブ、成果目標で変わります。大手は固定給と賞与で見通しを立てやすく、特化型や両面型のエージェントは成果次第で上振れします。年収が高く出やすい構造の根っこにあるのは、理論年収の30%~35%という成功報酬の単価です。
転職エージェントとして働きたい方は、年収額だけでなく、CAかRAか、片面型か両面型か、夜や土日の面談対応があるかまで確認してください。人材業界の求人を比べるなら、転職エージェントと転職サイトの両方を使い、複数社の給与制度を並べた上で応募先を選ぶのがおすすめです。
執筆者・監修者のmotoについて
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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

