
転職ドラフトが気になっているエンジニアへ
面接を3回こなして、やっと出てきた年収が想定より100万円低かった。そんな経験をしたことがあるなら、「先に金額を見てから選考に進みたい」と思うのは自然なことです。
転職ドラフトは、企業が年収を提示したうえでエンジニアを指名する仕組みの転職サービスです。内定時の年収が提示額の90%を下回ってはいけないルールがあるので、金額の目線を早い段階でつかめます。「年収交渉が苦手」「自分の市場価値を数字で確かめたい」という人に向いています。
この記事では、転職ドラフトの仕組みや評判、よくある疑問への対処法までまとめました。登録するかどうかの判断材料にしてください。
未経験からの転職や、スピード重視で早めに内定を固めたい人は、転職エージェントの併用も視野に入れてください。
転職ドラフトを使うかどうか、判断の軸になる3つのポイント
転職ドラフトに登録するかどうかは、次の3つで整理できます。自分に当てはまるかチェックしてみてください。
年収の目線を先に知りたいか。転職ドラフトでは、企業が金額を提示してから選考に入ります。年収交渉に苦手意識がある人や、今の給与が適正なのか確かめたい人にとって、この仕組みそのものが判断材料になります。提示額を見るだけでも、自分のスキルがどう評価されるかの目安がつかめます。
レジュメで成果を伝えられるか。企業は年収付きで指名を送るため、レジュメから「この人に何を任せられそうか」が読み取れるかどうかが指名数に直結します。実務経験が1〜2年でも大丈夫。改善した数値や担当した役割まで具体的に書ければ、候補に入る可能性は十分あります。
開催スケジュールに合わせて動けるか。転職ドラフトは開催回ごとに指名期間と返答期間が決まっています。回によって締切の時刻まで変わるので、参加前に公式スケジュールを確認して、逆算して動く必要があります。ここだけは見落とさないようにしてください。
転職ドラフトの基本情報
| サービス名 | 転職ドラフト |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リブセンス |
| おすすめポイント | 選考前に実際の業務内容と年収がわかる |
| おすすめ度 | ★★★★・ |
| 対応地域 | 全国 |
| 有料職業紹介事業許可番号 | 13-ユ-306058 |
| 公式サイト | https://job-draft.jp/ |
転職ドラフトの評判と口コミの傾向
「選考に進む前に年収がわかるのは安心感がある」という声が目立ちます。企業からの指名を待つだけでなく、エンジニア側から気になる企業にアプローチできる機能もあり、「自分から動けるのがいい」と評価する人も多いです。
ただ、指名が来ても「なぜ自分を指名したのか」「どんな役割を想定しているのか」が読み取りにくかったという声もあります。指名理由、想定ロール、固定残業代の有無あたりは、面談に進む前に確認しておくと安心です。年収や期待値がぼんやりしたまま進めたくないときは、再提示リクエストという機能も使えます。
※口コミは、当メディアの体験談投稿フォームに寄せられた内容と、レビューサイトなどで公開されている内容の傾向をもとに、個人が特定されない形で整理しています。
転職ドラフトでよくある疑問と対処法
提示年収と内定年収のズレを防ぐには
過去に話題になったのは、提示年収の内訳の解釈が人によって異なり、内定時に「思っていた金額と違う」となったケースでした。今は90%ルールが整備されていますが、それでも見落としがゼロになるわけではありません。
確認しておきたいのは3つ。固定残業代の有無と時間数、賞与の有無と算定条件、年収の内訳の考え方です。面談前から承諾前のどこかで、一度は聞いておいてください。
もうひとつ気をつけたいのが、応募経路の重複です。同じ企業に転職ドラフトと転職エージェントの両方から応募すると、条件の前提が混在して話がかみ合わなくなることがあります。応募経路は1つに絞るのが無難です。
内定率と年収アップはどのくらい?
全体の内定率は公表されていません。ただ、提示年収に対して内定年収がどうなったかのデータは参考になります。
公式の調査によると、提示年収700万円以上の指名では、提示額ちょうどで内定した人が50%(2021年7月〜2022年6月)。別期間の調査では、提示と同額かそれ以上で内定した人が8割を超えています(2019年7月〜2021年6月)。
希望年収を上げたいなら、金額の根拠になる成果や経験をレジュメに具体的に書くことが近道です。
指名が少ないときのレジュメ改善
指名が来ない、あるいは内定を逃してしまう原因で多いのが、「経験の羅列」になっているパターンです。やったことを並べるだけだと、企業側は「で、何ができる人なの?」が見えません。
担当プロジェクトの規模感、自分が工夫した点、その結果どう変わったか。この3つをセットで書き足してみてください。業務の背景や課題を数値と一緒に、課題解決のストーリーとして書くと、企業が「この人にはこの仕事を任せたい」とイメージしやすくなります。同じ経験でも、書き方ひとつで伝わり方はまったく変わります。
未経験・経験浅めでも使える?
正直なところ、実務未経験だと転職ドラフトは厳しいです。公式FAQでも「エンジニア経験や技術経験がない方は審査を通過しない可能性がある」と案内されています。
ただ、実務経験が1〜2年ほどあれば話は別です。担当した機能や改善した内容をレジュメで具体的に書ければ、指名の候補に入る余地はあります。経験が浅いからといって諦める必要はありません。書き方の工夫で勝負できます。
「そもそもまだ経験が足りない」「早めに転職先を決めたい」という方は、未経験向けの転職サービスも候補に入れてみてください。
会社にバレるリスクと身バレを防ぐ設定
バレる可能性をゼロにはできませんが、設定でかなり抑えられます。やっておくべきことを整理しておきます。
- 指名禁止企業に現職や関連会社を登録する
- レジュメに現職が特定できる会社名・取引先名を書かない
- SNSと同じアイコンを使わない
- GitHubで個人名が出るREADMEを整理しておく
参加前に公開範囲をひと通り見直しておくと安心です。
退会と連絡停止の手順
「メールが多い」と感じているだけなら、退会しなくても設定画面で通知の種類を見直せます。
退会する場合は退会ページから手続きしてください。選考中の企業があるなら、先に辞退を済ませておくことが必要です。退会後はメッセージ機能が使えなくなり、参加履歴や入札履歴、レジュメの公開情報の扱いも変わります。手続きする前に注意点を確認しておきましょう。
タイプ別の使い方と、転職ドラフトエージェントとの使い分け
提示額を見比べて、納得してから決めたい人は、転職ドラフトのスカウト型をそのまま活用してください。開催の1〜2週間前にレジュメを更新し、希望条件と確認したい点をメモしておきます。指名が届いたら24〜48時間以内に一次面談に進むかどうかと確認事項を整理して、2〜3社を並行で比較するのが現実的な進め方です。
承諾は面談の確約ではなく、「条件次第で調整する前提」で進めて問題ありません。条件がはっきりしないときは、返答期限の3日前までに再提示リクエストを検討してみてください。
早めに転職先を固めたい人には、転職ドラフトエージェントの併用が合います。担当者がついて、レジュメの添削から面接対策、求人の提案までサポートしてくれます。指名が少なかった回の立て直しにも使えるので、「スカウト型だけだとちょっと不安」という方は検討してみてください。
迷っているなら、まずレジュメを整えるところから
年収の目線を選考前に知りたい。成果をレジュメで伝えられる。この2つに当てはまるなら、転職ドラフトは登録して損のないサービスです。
まずはレジュメを整えて、次の開催回に参加してみてください。指名が届けば、自分の市場価値の手がかりになります。届かなかったとしても、レジュメを見直すきっかけになる。どちらに転んでも、動いた分だけ前に進めます。
転職ドラフト以外のおすすめ転職サービス
他の転職サービスも並行して使うと、求人の見え方が変わります。IT転職向けの転職サイトもあわせて参考にしてください。
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執筆者・監修者のmotoについて
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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

