【無料】銀行員(テラー)の職務経歴書テンプレートと書き方ガイド

テラー(銀行員) 職務経歴書

銀行員(テラー)の職務経歴書を作成するときに使えるテンプレートをご紹介します。

本記事では、ダウンロードしてそのまま使えるWord形式(Zip)のサンプルと、書き方のポイントを紹介しています。銀行の窓口業務、後方事務、信用金庫の窓口業務を経験している方も参考にしてください。

この記事の筆者は、新卒でメガバンクに入社後、大手人材会社で法人営業を3年間経験し、その後転職エージェントとして独立。国内のメガバンクで面接官などを行ってきた銀行員転職の専門家です。

今回は、銀行員転職の専門家が、銀行員(テラー)の職務経歴書で見られるポイント、自己PRの書き方、テラーの職務経歴書サンプルをご紹介します。

銀行員(テラー)における職務経歴書の書き方

テラーの職務経歴書では、接客の印象だけで終わらせないことが大切です。笑顔や丁寧な対応は銀行窓口に欠かせませんが、採用担当者が知りたいのは「どの業務を、どの範囲で、どれくらい正確に担当してきたのか」です。

窓口での入出金、振込、税公金、口座開設、諸届、相続、外貨、投資信託や保険の案内、営業担当へのトスアップ、後方事務、ロビー対応など、担当してきた業務を先に整理してください。その上で、処理件数、ミス防止の工夫、実績、資格、使用システム、後輩指導の経験を書きます。

銀行出身ではない採用担当者は、テラー業務の幅を細かく知っているとは限りません。「窓口で接客をしていました」だけでは経験が伝わりにくいため、業務名と成果をセットで書くのが基本です。

職種名は「テラー」「銀行窓口」「後方事務」まで具体的に書く

職務経歴書の職種欄には、社内で使っていた名称をそのまま書くだけでなく、応募先が理解できる表記を添えてください。例えば「テラー(銀行窓口業務)」「銀行窓口・後方事務」「信用金庫窓口業務」のように書くと、担当範囲が伝わります。

後方事務の比重が高い方は、窓口対応だけを前面に出す必要はありません。為替、預金、諸届、相続、融資事務、営業担当からの依頼処理など、実際に任されていた業務を分けて書きましょう。金融機関名や顧客名など守秘義務に触れる情報は出さず、支店規模や件数、順位、達成率などに置き換えて伝えてください。

1.業務の正確さを数字で伝える

銀行業務では、金額、期日、本人確認、書類不備の確認など、細かなミスが大きな問題につながります。そのため、正確さはテラー経験者の強みになります。

ただし「ミスなく対応しました」だけでは、採用担当者は判断できません。1日の処理件数、担当していた取引の種類、チェック体制、事務ミス削減の工夫、監査や内部点検で評価された経験などを書いてください。個人の数字がない場合は、支店やチームの実績でも構いません。

2.社内外と連携した経験を伝える

テラーは、目の前のお客様だけを相手にしている仕事ではありません。営業担当、後方事務、事務センター、本部、外部業者、不動産会社など、複数の関係者と確認しながら手続きを進める場面があります。

一般企業の採用担当者には、銀行窓口の裏側にある連携業務が伝わっていないこともあります。職務経歴書では「誰と」「何を調整し」「どのような結果につながったか」を書いてください。例えば、住宅ローン関連の書類確認、相続手続きの問い合わせ対応、営業担当への情報共有などは、事務職や営業事務への転職でも評価される経験です。

3.顧客対応と提案・トスアップの実績を伝える

テラーの強みは、正確な事務処理だけではありません。お客様の用件を聞き取り、必要に応じて営業担当や専門部署につなげる力も評価されます。

自己PRでは、クレーム対応や高齢のお客様への説明、金融商品の問い合わせ対応、クレジットカードや投資信託、ローン相談のトスアップなど、具体的な場面を書いてください。数字がある場合は、獲得件数、達成率、順位、紹介件数を入れると伝わります。数字が出せない場合は、対応フローを見直した経験や、後輩に共有したトーク例などを書くとよいでしょう。

職務経歴書で避けたい書き方

銀行員の職務経歴書では、顧客名、取引先名、個別の資産状況、口座情報、融資案件の詳細などを書かないでください。実績を伝える場合も「富裕層顧客への提案」「地元法人の融資関連書類」など、守秘義務に触れない表現へ置き換えます。

また、退職理由や人間関係の不満を職務経歴書で長く説明する必要はありません。書類では、応募先で再現できる経験に絞ってください。面接で聞かれたときに、前向きな理由として説明できる状態にしておけば十分です。

銀行員(テラー)の職務経歴書サンプル

ここからは、銀行員(テラー)の職務経歴書サンプルをご紹介します。ご自身の経験に合わせて、担当業務、件数、実績、資格を差し替えて使ってください。

『職務要約』サンプル

職務経歴書の書き出しは「職務要約」から始めます。3~4行程度で、経験業務、担当範囲、実績、応募先で活かせる強みをまとめましょう。

職務要約は長く書きすぎると読み手が要点をつかめません。最初に結論を書き、細かい業務内容は職務経歴欄で補足してください。

〈具体例〉

〇〇大学卒業後、株式会社〇〇銀行に入行。入行後は窓口業務と後方事務を担当し、入出金、振込、税公金、口座開設、諸届、相続関連手続きなどを経験しました。〇〇支店では個人金融アドバイザー、住宅ローンアドバイザーとして相談受付や営業担当へのトスアップも担当。事務効率化の取り組みにより、支店の事務効率ランキング向上にも貢献しました。

『業務内容』サンプル

業務内容は、過去から順に職務経歴を洗い出します。銀行や信用金庫では担当範囲が支店によって異なるため、次の項目を軸に整理してください。

●キャリアの移行、転換のタイミング
入社/退社/異動/昇格/配属

●所属・役職
支店規模、所属人数、後輩指導の有無

●職務内容・仕事内容
誰に対して、どの手続きや事務処理を担当したか
窓口業務、後方事務、ロビー対応、営業担当への連携など

●実績
処理件数、達成率、順位、事務効率化、顧客対応、トスアップ実績など

期間 業務内容
20XX年4月

20XX年5月
〇〇研修所/新人研修
【新人研修】
・ビジネスマナー(電話応対、接客マナー、札勘定)
・銀行業界の基礎知識、預金・為替・融資事務の基礎を習得
・コンプライアンス、個人情報管理、本人確認手続きの研修を受講
20XX年度 一般職 80名
20XX年5月

20XX年10月
〇〇支店
【業務内容】
ハイカウンター(振込・振替、公共料金収納、税公金処理)
為替(ATM、両替機、現金在高の管理)
諸届(住所変更、名義変更、喪失届、相続関連書類の受付)
ローカウンター(普通預金口座、定期預金口座の開設)
外為(外貨預金、外国送金、T/C)
ロビー(クレジットカード案内、顧客誘導、待ち時間対応)
電話応対(一日50件程度)
営業担当・事務センター・本部への確認、書類不備の照会

【教育】
・新入行員3名のトレーニー業務を担当
・為替事務、預金事務、窓口対応の手順を指導
・目標設定、支店実績の進捗確認、評価資料作成を補助

【実績】
・パソコンスクールでExcelを学び、支店内の集計作業と確認作業を見直し。単純作業の手順を整理したことで、事務効率ランキングを64位から2位(全70支店中)まで上げる取り組みに貢献
・クレジットカード獲得運動では、窓口でのお客様の用件に合わせて案内内容を変え、トーク例を支店内で共有。テラー、個人営業担当を含む24名中1位の実績を獲得
〇〇支店 30名

20XX年11月

20XX年8月
△△支店
【業務内容】
預金、融資、為替、保険、各種運用商品の事務処理
個人金融アドバイザー(顧客の資産運用相談の一次対応)
住宅ローンアドバイザー(不動産業者からの案件受付、営業担当への連携)
NISA、iDeCo、投資信託、保険に関する問い合わせの一次対応

【実績】
・新規顧客獲得の年間目標を達成
20XX年度 目標50件/実績54件/達成率108%
・住宅ローン関連書類の不備確認フローを整理し、営業担当への差し戻し回数の削減に貢献
△△支店 40名

『活かせる経験・知識・技術』サンプル

テラーの職務経歴書には、経験業務をそのまま並べるだけでなく、応募先で活かせる形に言い換えて書きます。下記のように、強みと根拠をセットにしてください。

正確な事務処理
預金、為替、税公金、諸届、相続関連手続きなど、ミスを避けるべき業務を担当してきました。処理前後の確認、本人確認書類のチェック、書類不備の照会、締め作業での照合を徹底し、支店内の事務品質を保つことに取り組んできました。応募先でも、期限や金額を扱う事務処理で正確性を発揮できます。

顧客対応と提案・トスアップ
窓口では、入出金や振込だけでなく、資産運用、ローン、相続、カード、各種変更手続きに関する相談を受けてきました。自分だけで判断せず、内容に応じて営業担当や専門部署へ引き継ぎ、必要な情報を整理して共有していました。営業事務やカスタマーサポート職でも、相手の用件を整理して次の担当者へつなぐ経験を活かせます。

業務改善とExcelスキル
支店内の集計作業や確認作業に時間がかかっていたため、Excelを学び、管理表の見直しや入力ルールの整理を行いました。担当者ごとに作業手順が違う部分を確認し、支店内で使える形に整えたことで、確認漏れの防止と作業時間の短縮に貢献しました。

金融知識と資格
銀行業務検定、秘書検定、FP、金融窓口サービス技能検定など、担当業務に関係する資格や学習内容があれば記載してください。資格名だけで終わらせず、窓口対応、金融商品の説明、相続やローン相談の一次対応など、どの業務に活かしたかまで書くと、経験とのつながりが伝わります。

『自己PR欄』サンプル

最後に自己PRのサンプルをご紹介します。銀行員(テラー)の自己PRでは、強みを一つに絞り、根拠となる業務経験と結果まで書きます。

私がこれまで強みとしてきたのは、窓口で得た情報を整理し、社内の関係者と連携して手続きを前に進める力です。

新入行員研修後、窓口業務と後方事務を担当し、入出金、振込、税公金、諸届、相続関連手続きなどを経験しました。お客様の用件は一つに見えても、実際には本人確認、必要書類、営業担当への確認、本部への照会が必要なケースがあります。そのため、私は用件を聞いた段階で確認事項を分け、担当者へ共有する情報をそろえてから引き継ぐことを意識してきました。

クレジットカード獲得運動では、窓口での会話をもとに案内するお客様を見極め、メリットだけでなく注意点も短く伝えるようにしました。その結果、テラーと個人営業担当を含む24名中1位の実績を残すことができました。

貴社に入社後も、正確な事務処理と関係者への共有を徹底し、お客様対応と社内業務の両面で貢献したいと考えております。

銀行員(テラー)の職務経歴書テンプレート見本

テラーの職務経歴書では、他業界の事務職と比べて、金融機関ならではの正確性、確認力、顧客対応、社内連携を伝えることがポイントです。特に上記で説明した「業務の正確さ」「社内外との連携」「顧客対応と提案・トスアップ」を意識して職務経歴書を作成してください。

下記に、テラーのための職務経歴書テンプレートを用意しています。無料で利用できますので、ご自身の業務内容に合わせて修正してください。

無料ダウンロード:銀行員(テラー)の職務経歴書テンプレート

銀行員(テラー)におすすめの転職エージェント3選

テラー(銀行員)の転職では、金融業界の経験をどう言い換えるかで応募先の見え方が変わります。金融機関へ転職するのか、一般企業の事務職や営業事務へ転職するのかによって、職務経歴書で強調する内容も変えてください。

転職エージェントを選ぶ際は、下記の点を確認しておきましょう。

金融業界出身の転職エージェントが在籍しているか
銀行員からの転職支援の実績があるか
職務経歴書の添削で、窓口業務や後方事務の経験を応募先向けに整理してくれるか

求人を比べるなら、複数のエージェントに相談し、紹介される求人の職種、年収、勤務地、担当者の説明内容を確認してください。

1:Youth Planet

Youth Planet

Youth Planet」は、金融業界出身の転職エージェントが多数所属している転職エージェントです。本記事の筆者で代表の堀田もメガバンクからの転職を経験しています。

Youth Planetは、求人を数多く紹介するだけでなく、キャリアの棚卸しや希望条件の確認を行った上で求人を提案しています。銀行員としての経験を、一般企業や金融業界内の転職でどう伝えるか相談したい方に向いています。

職務経歴書の添削、銀行員向けの面接対策、面接日程の調整、年収交渉までまとめて相談できます。テラー経験をどの職種に活かすか迷っている方は、公式サイトで支援内容を確認してください。

出典:公式サイト

2:マイナビ転職 金融エージェント

マイナビ転職 金融エージェント

口コミ:マイナビ転職 金融エージェント 評判を確認

おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/finance/

大手転職エージェントであるマイナビのサービス「マイナビ転職 金融エージェント」もおすすめです。

マイナビ転職 金融エージェントは、金融系転職に強い転職エージェントです。キャリアアドバイザーには、メガバンク、地銀、証券、生保など金融業界の出身者が在籍しています。

金融機関の中で転職したい方だけでなく、商社や事業会社への転職を考えている方も相談できます。女性の担当者を希望したい場合は、面談時に伝えてください。

※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト

3:doda 転職エージェント

doda

口コミ:doda 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:30万件以上(2026年8月3日現在)
【公式サイト】https://doda.jp/

テラーには『doda転職エージェント』もおすすめです。

dodaは、人材業界大手の転職エージェントです。金融業界に特化したエージェントではありませんが、経理、融資・契約審査、営業事務、カスタマーサポートなど、銀行員の経験を活かせる求人を確認できます。

テラーから一般企業へ転職したい方や、職務経歴書で銀行経験をどう言い換えるか相談したい方は、登録後に希望職種と転職理由を担当者へ伝えてください。

出典:公式サイト

最後に

テラーの職務経歴書では、接客の姿勢だけでなく、担当業務、処理件数、確認力、連携、提案・トスアップの経験まで書いてください。

銀行員(テラー)の職務経歴書と履歴書は、転職活動で最初に見られる書類です。書類を通過しなければ、面接で経験を補足する機会は得られません。

また、テラーの業務内容は、他業界の採用担当者には伝わりにくい面があります。窓口対応、後方事務、営業担当との連携、顧客相談の一次対応を分けて書くことで、応募先が経験を判断できます。

職務経歴書を作成してみたものの、どの経験を前に出すべきか迷う方もいるでしょう。その場合は、転職エージェントに職務経歴書を見てもらい、応募先の職種に合わせて修正してください。

特に銀行から一般企業へ転職する場合は、金融機関の社内用語をそのまま使わず、採用担当者が理解できる言葉に置き換える必要があります。テンプレートを使う際も、数字、担当範囲、成果を自分の経験に合わせて書き換えましょう。

ぜひ参考にしてみてください。

共同執筆者の堀田誠人について

堀田誠人

堀田誠人
大学卒業後、メガバンクに入社し、法人営業に3年間従事。海外駐在を辞退し、起業を目指して、人材紹介企業のシンガポール法人立ち上げメンバーとして転職。現地で人材紹介ビジネスのノウハウを学び、27歳で株式会社Youth Planetを設立。

執筆者・監修者のmotoについて

moto
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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

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