
60代におすすめの転職サイト・転職エージェントはどこなのか?
選び方は、目的で変わります。これまでの経験をそのまま活かす転職なのか、勤務日数や体力に合わせて働き方そのものを変える仕事探しなのか。まずそこを決めてください。
■ 60代でこれまでのキャリアを活かして転職したい
→『doda』
■ 60代でIT・DX領域の経験を活かしたい
→『エイジレスエージェント』
正社員や管理職、専門職を狙うなら、dodaやリクルートエージェントのような総合型で求人の幅を確保したうえで、経験領域に強いエージェントを重ねてください。IT・PM・PMO・ITコンサルの経験がある方なら、ミドルシニア向けのエイジレスエージェントも候補です。
一方で、勤務日数や体力面を見ながら働きたい方は、マイナビミドルシニアやFROM40、求人ボックス、Indeed、ハローワークも見ておきましょう。60代の仕事探しでは、正社員だけに絞るより、契約社員、嘱託、パート、業務委託まで広げた方が現実的な候補を見つけられます。
もう一つ、登録の前に決めておきたいことがあります。今の勤め先に残るか、外に出るか。2025年4月から65歳までの雇用確保措置が全企業で完全義務化されたため、多くの方は「今の会社で65歳まで働く」という選択肢をすでに持っています。転職はその選択肢と並べた上での判断です。
本記事は、転職の専門家であるmotoが、60代におすすめの転職サイトを比較・ランキング形式でご紹介しています。
並び順は、これまでの経験をそのまま仕事に変えられるサービスを上に置き、そこから働き方を選ぶタイプ、未経験から入りやすい領域、公的機関という順にしています。求人数の多さでは並べていません。
転職を考えている方、キャリアに悩んでいる方、どの転職サイトや転職エージェントを使うか決めかねている方。60代で仕事探しを始めるなら、参考にしてみてください。
※全年代におすすめの転職サイト記事も合わせてご覧ください。
60代におすすめの転職エージェント・サイト比較ランキング
まずは正社員・契約社員・専門職を狙う方向け。求人の幅とサポートの両方を確認できる転職サイト・転職エージェントを、これまでの経験を活かしやすい順に並べました。
1:doda

口コミ:doda 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:30万件以上(2026年8月3日現在)
【公式サイト】https://doda.jp/
60代でこれまでのキャリアを活かしたい方におすすめの転職サイトが『doda』です。
dodaは求人検索とエージェントサービスの両方を使えます。自分で職種や勤務地、雇用形態を絞り込みながら、必要なところだけキャリアアドバイザーに相談する。この二段構えができるのが強みです。
問われるのは、これまでの職務経験を求人票の条件にどう合わせるかです。営業、管理部門、技術職、IT職。経験を言葉にして応募先を広げたい方は登録しておきましょう。
出典:公式サイト
2:エイジレスエージェント

口コミ:エイジレスエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:33(2026年8月3日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://agent.ageless.co.jp/
60代でIT領域の経験を活かしたい方におすすめなのが『エイジレスエージェント』です。40代・50代のIT人材向けを中心に、SE、PM、PMO、ITコンサル領域の転職支援を行っています。
60代で使うなら、直近で担っていた役割を先に整理してください。プロジェクト管理、顧客折衝、要件定義、DX推進、ベンダー管理。採用側が任せたい業務とこれらが重なれば、年齢に関係なく候補に入ります。
登録後はオンライン面談です。経験や希望条件を伝えたあとは、求人紹介、書類添削、面接対策、条件交渉まで相談できます。向いているのは、これまでの専門性を次の職場でそのまま使いたい方です。
出典:公式サイト
3:リクルートエージェント

口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:750,000(2026年8月3日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
60代で求人の選択肢を広げたい方は『リクルートエージェント』も登録候補です。
リクルートエージェントは、非公開求人を含めて幅広い求人を扱います。ただし60代の場合、紹介される求人は職種・年収・勤務地でかなり差が出ます。最初の面談で「譲れない条件」と「調整できる条件」を分けて伝えてください。
管理職経験、専門職経験、営業実績、資格、業界知識。こうした材料がある方は、採用側へ伝えるべき強みを担当者に整理してもらってください。応募先を絞り込めます。まず求人の量を見たい方にも向いています。
出典:公式サイト
4:マイナビミドルシニア

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:55,856(2026年8月3日現在)
求人数増減:+4,304(先週比↑up)
【公式サイト】https://mynavi-ms.jp/
60代で地域や勤務日数を重視して求人を探すなら『マイナビミドルシニア』がおすすめです。
マイナビミドルシニアは、40代・50代・60代向けの求人情報サービスです。都道府県ごとに求人を探せます。自宅から通える範囲で仕事を見つけたい方に向いています。
扱う雇用形態も幅広めです。正社員、パート、アルバイト、派遣、契約社員。書類選考の前に採用対象かどうかを企業へ打診できる「ノック機能」もあるので、年齢面で応募を迷う求人はここで確認してください。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
5:FROM40

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:16,796(2026年8月3日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://www.from-40.jp/
ミドルシニア向けの求人をまとめて確認したい方には『FROM40』がおすすめです。
FROM40は40代・50代の転職に特化した求人サイトです。営業、事務、施工管理、IT、介護、医療、製造と職種の幅は広く、登録するとスカウトや非公開求人も確認できます。
60代なら、年齢で絞る前に経験職種、希望勤務地、雇用形態から入ってください。その方が早いです。正社員にこだわる方にも、契約社員や派遣まで含めて選択肢を見たい方にも向いています。
出典:公式サイト
6:パソナキャリア

口コミ:パソナキャリア 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:52,718(2026年8月3日現在)
求人数増減:+125(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.pasonacareer.jp/
管理職や専門職の経験をもとに、年収や役割を見直したい60代には『パソナキャリア』も候補になります。
パソナキャリアは、ハイクラス領域の転職支援に強い転職エージェントです。求人紹介にとどまらず、職務経歴の整理、面接前の確認、条件交渉まで相談できます。
60代で利用するなら、先に整理しておくものがあります。年収、担当範囲、部下の有無、勤務地、働き方。ここが曖昧なままだと紹介求人もぼやけます。現年収の維持を狙う方、経験を活かせる管理職・専門職求人を探す方に向いています。
出典:公式サイト
エクゼクティブの60代におすすめの転職サイト・転職エージェント
役員、事業責任者、管理職、専門職。こうした経験がある60代は、一般求人に加えてハイクラス向けのスカウトサービスやエージェントも確認してください。公開求人からは見えない採用背景が分かることもあります。
ただし、ハイクラス求人は数そのものが多くありません。応募先が絞られる前提で動くことになるので、選考がどう進むのかは『ハイクラス転職は実際に難しいのか』も読んでおいてください。
1:ビズリーチ

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数:226,519(2026年8月3日現在)
求人数増減:+1,259(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
60代で管理職・専門職の経験を活かしたい方におすすめなのが『ビズリーチ』です。
ビズリーチは、企業やヘッドハンターからスカウトが届くハイクラス転職サイトです。経営幹部、管理職、専門職といった、即戦力として期待されるポジションを探したい方に向いています。
職務経歴書には、役職名に加えて売上規模、組織人数、担当領域、改善実績まで入れてください。届くスカウトを見れば、今の市場で自分のどの経験が評価されるかも分かります。
出典:公式サイト
2:リクルートダイレクトスカウト

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:612,366(2026年8月3日現在)
求人数増減:+4,740(先週比↑up)
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
ハイクラス求人をスカウトで確認したい60代には『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめです。
リクルートダイレクトスカウトは、登録したレジュメをもとに企業やヘッドハンターが求人との合致を判断し、条件が合えば直接スカウトを送ってくるタイプの転職サービスです。
60代は、すぐ応募しなくて構いません。届くスカウトの職種、年収、勤務地、役割を眺めて、自分の経験がどの領域で評価されるかを確かめる。この使い方が合います。経営企画、事業責任者、管理部門、IT・DX推進の経験がある方は登録しておきましょう。
出典:公式サイト
3:転機

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おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://ten-ki.jp/cplp/lp0714B/
経営者に近い立場で働きたい60代には『転機』がおすすめです。
転機は、次期社長候補やCxO候補、事業責任者といった経営に近いポジションを扱うハイクラス向けのサービスで、社長インタビューを読みながら企業の考え方と期待される役割を確認できます。
役職や年収より、経営課題にどう関わってきたかを語れる方に合います。現場責任者より、事業や組織そのものを動かしてきた方向けです。
出典:公式サイト
4:JACリクルートメント

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数:60,274(2026年8月3日現在)
求人数増減:-45(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
管理職、専門職、外資系、グローバル領域の経験を活かしたい60代には『JACリクルートメント』がおすすめです。
JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドルクラスの転職支援に強いエージェントで、業界や職種に詳しいコンサルタントがつくため、求人票の文面からは分かりにくい採用の背景まで聞けます。
60代の求人数は職種で大きく変わります。だからこそビズリーチやリクルートダイレクトスカウトと併用して、エージェントからの紹介求人と企業からのスカウトを両方並べたうえで判断してください。
出典:公式サイト
5:クライス&カンパニー

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:9,922(2026年8月3日現在)
求人数増減:+61(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.kandc.com/
中長期でキャリアを相談しながらハイクラス求人を探したい方には『クライス&カンパニー』がおすすめです。
クライス&カンパニーは経営幹部やマネージャー層を扱うエージェントで、求人の量を一気に見たい方より、希望する役割や企業の方向性を相談しながら一歩ずつ進めたい方に向いています。
60代では、紹介可能な求人が経験や希望条件で変わります。役職、専門領域、年収に加えて、どの規模の企業で何を任されたいのかまで伝えて相談しましょう。
出典:公式サイト
60代未経験におすすめの介護・保育特化転職エージェント
60代で未経験から仕事を探す場合、介護は候補に入りやすい領域です。保育は資格や勤務条件が関わるため、未経験から保育士を目指す方は求人ごとの応募条件を必ず確認してください。
1:レバウェル介護

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:141,312(2026年8月3日現在)
求人数増減:+20(先週比↑up)
【公式サイト】https://job.kiracare.jp/
『レバウェル介護』は、介護職に特化した転職サイトです。
介護職には未経験可の求人も資格取得支援つきの求人もあります。ただ、60代から新しい職種に入るなら、仕事内容、夜勤の有無、身体介助の範囲、研修制度を求人ごとに読み比べて、続けられる負荷かどうかを先に見極めてください。
レバウェル介護では、求人紹介や職場情報の確認を相談できます。体力面や勤務日数に不安があるなら、最初からフルタイムに絞らないでください。日勤中心、短時間勤務、資格取得支援あり。この3つの条件まで含めて相談しましょう。
出典:公式サイト
2:介護ワーカー

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おすすめ度:★★★・・
公開求人数:51,805(2026年8月3日現在)
求人数増減:-222(先週比↓down)
【公式サイト】https://kaigoworker.jp/
『介護ワーカー』は、介護職専門の転職サイトです。
介護福祉士、ホームヘルパー、ケアマネジャー、社会福祉士の求人を、地域・施設形態・雇用形態・保有資格で絞り込めるので、希望条件をあらかじめ整理してから探したい方に向いています。
60代未経験の方は、給与だけで判断しないでください。特に夜勤、入浴介助、送迎、記録業務の有無は、そのまま働き方に直結します。仕事内容と勤務シフトを担当者に確認した上で応募先を選びましょう。
出典:公式サイト
3:マイナビ保育士

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:15,000件以上(2026年8月3日現在)
【公式サイト】https://hoiku.mynavi.jp/
『マイナビ保育士』は、保育士向けの転職サイトです。
保育士資格を持っている60代の方は、勤務時間、担当クラス、補助業務の範囲、園の人員体制を確認しながら求人を探せます。専属のキャリアアドバイザーもつきます。ブランクがある方は、経歴の伝え方から相談してください。
保育士求人は、施設ごとに業務量や行事対応がまったく違います。週何日働けるか、早番・遅番に入れるか。体力面や家庭の事情を踏まえて、そこを先に決めてから相談してください。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
4:保育士ワーカー

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おすすめ度:★★★★・
公開求人数:22,232(2026年8月3日現在)
求人数増減:+198(先週比↑up)
【公式サイト】https://hoikushi-worker.com/
『保育士ワーカー』は、保育士向け転職サイトです。
保育士の求人に特化していて、職場の雰囲気や実際の労働時間、人員体制といった、求人票の文面からは読み取れない情報まで担当者に確認できます。
60代で保育士として働くなら、担任か補助かで求人の見方が変わります。体力面や勤務時間を担当者に伝えた上で、無理なく続けられる条件かどうかを確認してから応募してください。
出典:公式サイト
※保育の求人をもっと比べたい方は『保育士のおすすめ転職サイト』もご覧ください。
シニア向けおすすめ転職サイト
求人検索サイトの出番は、自分で求人の数や条件を確かめたいときです。紹介を待つ側から探す側に回れます。60代の求人は地域差が大きいので、勤務地と雇用形態を変えながら検索してみてください。
1:求人ボックス

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数:16,197,798(2026年8月3日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://求人ボックス.com/
『求人ボックス』は、「食べログ」や「価格.com」などを展開するカカクコム社が運営する、求人検索に特化した転職サイトです。
職種、勤務地、雇用形態、給与を入れれば、正社員からパート、アルバイト、契約社員、派遣まで全国の求人を横断で拾えるので、働き方ごと広げて比べたい60代に向いています。
本記事の監修者であるmotoは求人ボックスで「キャリアのお悩み相談室」もやっているので、ぜひ見てみてください。
出典:公式サイト
2:Indeed(インディード)

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数(正社員):750,000件以上(2026年8月3日現在)
【公式サイト】https://jp.indeed.com/
『Indeed』は求人の集約サイトです。企業の採用ページや他の求人サイトに載っている求人を、まとめて検索できます。
会員登録なしで検索を始められます。勤務地、職種、雇用形態で絞り込みも可能です。60代の方は「シニア歓迎」「60代活躍中」「年齢不問」といったキーワードに、希望する職種名を組み合わせて検索してください。求人の出方がかなり変わります。
本記事監修者のmotoはIndeed Japan社が発行する「Special Indeed’s Book」にも掲載されました。
出典:公式サイト
3:スタンバイ

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数(正社員):10,853,639(2026年8月3日現在)
求人数増減:+200,396(先週比↑up)
【公式サイト】https://jp.stanby.com/
『スタンバイ』も、全国の求人を横断で検索できるサイトです。正社員、契約社員、派遣、パート、アルバイト。雇用形態を切り替えながら求人を確認できます。
Yahoo!しごとカタログと合わせて、企業の口コミや年収情報も見られます。応募前に職場の評判を確かめたい方向けです。
60代で使うときの注意は一つ。勤務地を狭くしすぎないことです。通勤できる範囲を少し広げ、勤務日数や雇用形態も動かしながら候補を確認してください。
出典:公式サイト
※パートや短時間の仕事を中心に探す方は、パート求人が探しやすいおすすめ求人サイト記事も参考になります。
※シニア転職となる50代から準備されている方は、50代におすすめ転職サイト・転職エージェント記事もご覧ください。
60代の仕事探しには公的機関の転職サービスもおすすめ
60代の仕事探しでは、民間の転職サイトと公的機関を併用してください。地域密着の求人や短期の仕事を探す場合は、公的サービスの方が合うこともあります。失業給付や職業訓練の窓口という意味でも、一度は足を運んでおく場所です。
1:ハローワーク

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数:941,773(2026年8月3日現在)
求人数増減:-191,014(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
『ハローワーク(公共職業安定所)』は、国が運営する職業紹介機関です。全国の求人検索、職業相談、職業紹介を無料で使えます。
地域の求人を探すなら、ここは外せません。民間の転職サイトには出てこない地元企業の求人、未経験可の求人が並びますし、職業訓練の相談もできます。
離職してから探す方は、失業給付の手続きも同じ窓口です。65歳未満で退職したなら基本手当、65歳以降に退職したなら「高年齢求職者給付金」という一時金に切り替わります。厚生労働省のリーフレットによると、高年齢求職者給付金は被保険者期間が1年以上なら基本手当日額の50日分、6カ月以上1年未満なら30日分が一括で支給されます。分割で受け取る基本手当とは受け取り方が違うため、生活費の組み立て方も変わります。
ただ、求人票を眺めるだけでは職場の雰囲気も採用背景も見えません。仕事内容、勤務時間、雇用期間、社会保険、更新条件。応募前に窓口で確認してください。
2:シルバー人材センター

『シルバー人材センター』は、高年齢者が働くことを通して地域社会に参加するための仕組みです。転職サービスとは目的が違います。
シルバー人材センターは、原則として市区町村単位に置かれており、臨時的・短期的な仕事や軽易な業務を中心に紹介しています。目的が違う点に注意してください。狙いは正社員転職の実現でなく、地域で無理のない範囲で働き続けることにあります。
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会は、全国平均で月8~10日程度の就業、月額3~5万円程度の配分金を目安として示しています。受け取るのは賃金ではなく配分金で、雇用契約を結ばない請負・委任が原則です。まとまった収入を得たい方は転職サイトやハローワーク、短時間で地域の仕事をしたい方はシルバー人材センターを確認してください。
60代の転職エージェント・サイトの選び方
60代の転職サイト選びは、知名度で決めないでください。私が見るのは5つです。求人の量、年齢層との相性、雇用形態、担当者の対応、地域求人の有無。この5つを分けて確認すると、どのサービスが自分の目的に合うかが見えてきます。
1.総合型とシニア特化型を併用する
結論から言うと、総合型とシニア特化型は両方使ってください。
総合型は求人数が多く、経験を活かせる求人を探すときに効きます。シニア特化型は年齢層を前提にした求人が並ぶので、応募前の不安が小さくなります。役割が違うので、片方だけでは穴が出ます。
管理職や専門職ならdoda、リクルートエージェント、ビズリーチ。地域や勤務日数を重視するならマイナビミドルシニア、FROM40、ハローワーク。最初から1社に絞らず、2~3サービスで求人の出方を比べてください。
2.正社員だけに絞らず雇用形態を確認する
正社員だけに絞ると、候補はすぐ尽きます。
もちろん、管理職経験や専門スキルがある方は正社員・役員・顧問の求人を狙えます。ただ、勤務地、年収、勤務時間を全部固定すると応募先はぐっと減ります。
求人を見るときは、正社員、契約社員、嘱託社員、パート、派遣、業務委託まで確認してください。優先するのは収入か、勤務日数か、経験を活かすことか。そこで使うサービスも変わります。
3.担当者に職務経歴の伝え方を相談する
見られているのは経験の長さではありません。「採用後に何を任せられるか」です。
職務経歴書には、役職名や社名に加えて担当業務、組織人数、売上規模、改善したこと、若手育成、顧客対応、資格まで具体的に書きましょう。ゴールは一つです。採用担当者が入社後の役割を頭の中で描ける状態にすること。
転職エージェントを使う場合は、担当者に求人ごとの見せ方を確認してください。同じ経験でも、管理職求人では組織運営、専門職求人では技術や知識、顧問求人では課題解決の実績を前に出した方が伝わります。
4.今の勤め先の継続雇用と比べてから決める
外の求人だけを見て決める話ではありません。
高年齢者雇用安定法により、企業には65歳までの雇用確保措置が求められています。手段は定年の引き上げ、定年制の廃止、継続雇用制度のいずれかで、長く残っていた経過措置も2025年3月末で終了しました。つまり2025年4月以降は、希望すれば65歳まで働ける状態が全企業で整っています。65歳から70歳までの就業確保は、現時点では努力義務です。
だからこそ、比べる相手は「今の会社で継続雇用を選んだ場合の条件」になります。再雇用後の月給、担当業務、勤務日数、契約更新の上限を人事に確認した上で、転職サイトの求人と並べてください。人事に聞きにくい段階なら、先に求人を見て相場をつかむ順番でも構いません。
60代が転職エージェントを利用するメリット
エージェントの価値は求人紹介そのものより、応募前に条件と見せ方を整理できるところにあります。
1.非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントは、転職サイトにも企業の採用ページにも出ていない非公開求人を持っています。
60代向けの求人は、公開されている分だけでは数が足りません。役員候補、管理職、専門職、後任育成、事業承継。この手の求人は一般公開されないことも多いので、エージェント経由の求人も見ておきましょう。
2.履歴書・職務経歴書の添削、面接対策をしてもらえる
経験を長く書いても、書類選考は通りません。
担当者に職務経歴書を見てもらい、応募先が知りたい実績に絞って整えてください。面接で聞かれるのは、退職理由、希望年収、働ける期間、若い上司との関わり方あたりです。答えは事前に用意しておきましょう。
3.企業に推薦してもらえる
エージェント経由で応募すると、担当者が推薦文を添えてくれることがあります。
推薦文では、職務経歴書からは伝わりにくい強みや、採用後に任せられる役割を補ってもらえます。企業に届けたいのは年齢ではありません。経験の活かし方です。
4.年収交渉・入社調整などを相談できる
内定後の年収、入社時期、雇用形態、業務範囲。この辺りは転職エージェントに間へ入ってもらって交渉できます。
確認するのは年収だけではありません。契約期間、更新条件、役職、勤務日数、社会保険、退職金の有無。ここを曖昧にしたまま入社すると、働き始めてから話が違うということが起きます。
60代が転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントは便利です。ただ、紹介された求人をそのまま選ぶ必要はありません。60代では、担当者との相性と求人の質を必ず見てください。
1.希望と合わない求人を勧められることがある
担当者によっては、本人の希望より内定の出やすい求人を先に出してくることがあります。希望年収や勤務地は合っているのに、仕事内容がずれている。そういう求人も出てきます。
合わないと感じたら、なぜその求人を出してきたのかを聞いてください。仕事内容、年収、勤務地、雇用形態。どれが希望と違うのかを具体的に返すと、次の提案の精度が上がります。
内定が出た後も同じです。担当者の意見だけで決めず、仕事内容、上司になる人、期待される成果、契約更新の条件まで確認したうえで、最後は自分で決められるだけの比較材料をそろえましょう。
2.60代の転職に詳しくない担当者がつく場合がある
担当者が60代の支援に慣れていないと、若手向けと同じ進め方になります。
その場合は担当変更を頼むか、別のエージェントも併用してください。管理職、専門職、ハイクラス、介護、保育。この辺りは、領域に詳しい担当者かどうかで提案の中身がはっきり変わります。
60代が転職エージェントを利用する流れ
60代が転職エージェントを利用するまでの流れは大きく5つです。

【転職エージェントの登録の流れ】
STEP1. 転職エージェントに登録する
STEP2. 面談・カウンセリングを受ける
STEP3. 希望する求人の紹介を受ける
STEP4. 書類添削・面接対策
STEP5. 企業との面接・内定
1.転職エージェントに登録する
登録は、気になったサービスの公式サイトから進めます。氏名、連絡先、経歴、希望条件を入力すると、面談の日程調整に関する連絡が届きます。
登録時点では転職を決めていなくても問題ありません。すぐに転職したいのか、良い求人があれば検討したいのか、情報収集から始めたいのかを正直に伝えてください。
2.面談・カウンセリングを受ける
面談はオンライン、電話、対面のいずれかです。
面談で聞かれるのは、転職理由、希望条件、これまでの経験、今後の働き方です。60代の方は、希望年収に加えて働ける日数、通勤時間、雇用形態、体力面の制約まで伝えておきましょう。
ここで遠慮すると、紹介求人はずれます。譲れない条件と調整できる条件を分けて話してください。
3.希望する求人の紹介を受ける
面談後、担当者から求人を紹介されます。
紹介求人を見るときは、年収や会社名で判断しないでください。仕事内容、雇用形態、契約期間、更新条件、勤務時間、求められる成果。この6つを並べて見ます。
希望と違う求人が続くなら、どこが違うのかをその都度伝えてください。それでも変わらないなら、担当変更か別サービスの併用に切り替えます。
4.書類添削・面接対策
応募先が決まったら、履歴書と職務経歴書の添削を頼みます。
60代の職務経歴書は、全部の経験を並べても伝わりません。応募先が求める役割に合わせて実績を組み替えます。管理職求人なら組織運営や人材育成、専門職求人なら技術や資格、顧問求人なら課題解決の経験を前に出しましょう。
面接前には、退職理由、年収希望、働ける期間、若い上司やメンバーとの関わり方を聞かれた場合の答えを準備してください。
また、合わせて面接の対策本も読んでおくと良いです。『転職の面接対策におすすめの本』も参考にしてみてください。
面接でどんなことを話せばいいかについては「【対策必須】転職で面接対策しないと難しい質問と回答を転職の専門家が徹底解説」を合わせて読んでみてください。
5.企業との面接・内定
書類選考を通れば、次は企業との面接です。
面接で話すのは過去の実績だけではありません。入社後にどう貢献できるかまで伝えてください。60代では「若手を育てられるか」「既存社員と協力できるか」「期待役割を理解しているか」も見られています。
内定後に確認するのは、年収、入社時期、契約期間、更新条件、業務範囲です。曖昧なまま承諾しないでください。担当者を通して書面で受け取ってから判断します。
60代の転職を成功させるためのポイント
やることは2つです。求人を増やすことと、採用側に伝わる強みを絞ること。この両方を同時に進めます。
1:求人条件を幅広く見る
条件を絞りすぎると、応募できる求人が消えます。
年収、勤務地、勤務時間、雇用形態、役職。この5つを全部固定すると、応募先はほとんど残りません。譲れる条件を先に決めておきましょう。年収を下げたくないなら勤務地を広げる、通勤時間を短くしたいなら雇用形態を広げる。こうした振り替えが必要になります。
希望条件を整理するときは、生活費、年金、働ける時間、体力面も含めて考えてください。その上で、譲れない条件を3つ程度に絞ります。「週4日以上」「通勤1時間以内」「経験職種を活かす」のように、生活に関わるものから決めると判断が速くなります。
2:60代の転職は同業界・同職種を軸に考える
軸に置くのは同業界・同職種です。未経験職種から探すのは、その次でかまいません。
採用側が見ているのは、入社後すぐ任せられる業務があるかどうかです。営業なら既存顧客対応やマネジメント、技術職なら専門知識や品質管理、管理部門なら制度運用や組織管理。実務に直結する経験から伝えましょう。
未経験職種を選ぶなら、介護、警備、マンション管理、販売、軽作業。研修や短時間勤務の求人がある職種が候補になります。給与に加えて、勤務時間と体力面も確認してください。
3:自分の市場価値を正しく認識する
過去の役職や年収は、そのままでは通用しません。今の採用市場で評価される経験がどれかを知る必要があります。
市場価値を確認する方法は3つです。転職エージェントへの相談、スカウトサービスへの登録、求人検索サイトでの条件比較。応募前に複数の求人を見て、自分の経験がどの職種・年収帯で求められているか確認しましょう。一人で考えても答えは出ません。
手を動かす前に整理したい方は、『無料で使える転職診断サービス』で経験の棚卸しから始めるのも一つの手です。
高望みを避けるという意味ではありません。採用側が評価する経験に合わせて、職務経歴書や面接での伝え方を変えるために確認してください。
60代転職における注意点
60代の転職では、応募前の確認不足が入社後のミスマッチにつながります。求人票を見るときは、仕事内容と条件を分けて確認してください。年金や給付金が絡む世代なので、額面の年収だけを見て決めると後で計算が合わなくなります。
1.年金・給付金への影響を先に確認する
提示年収の差が、そのまま手取りの差になるとは限りません。
まず在職老齢年金です。老齢厚生年金を受け取りながら働く場合、年金の基本月額と給与などの総報酬月額相当額を足した金額が支給停止調整額を超えると、超えた分の半額にあたる老齢厚生年金が止まります。この基準は2026年4月に51万円から65万円へ引き上げられました(日本年金機構が示す令和8年度の額。毎年度、賃金の変動に応じて改定されます)。以前より止まりにくくなった、と読んでください。
次に高年齢雇用継続給付です。60歳以降に賃金が60歳時点の75%未満へ下がった場合、下がった賃金の一部が雇用保険から補われる制度ですが、2025年4月から給付率そのものが下がりました。2025年4月1日以降に60歳になった方は最大10%、それ以前に60歳になった方は最大15%です。
年収が下がる求人を検討するときは、この2つと年金の受給開始時期をあわせて計算してください。自分の条件に当てはめた数字は、日本年金機構やハローワークの窓口で確認できます。数字を持っていれば判断はぶれません。
2.求人票の条件を細かく確認する
求人票では、給与だけでなく、雇用期間、更新条件、勤務時間、社会保険、業務範囲を確認してください。
特に60代では、契約社員や嘱託社員、パートの求人も現実的な候補です。契約更新の基準、正社員登用の有無、残業時間、休日出勤の有無まで、応募前に一通り確認しておきましょう。
転職エージェントを使う場合は担当者に、ハローワークを使う場合は窓口に確認してください。求人票で分からない点を残したまま応募しないことが大切です。
3.求職者から費用を取るサービスには応じない
利用料を払うのは、求職者ではなく求人を出す企業です。
職業安定法では、有料職業紹介事業者が求職者から手数料を取ることを原則として認めていません。芸能家やモデルなど一部の職種に例外はあります。ただ、一般の求人紹介で「登録料」「紹介手数料」「サポート費用」を求職者に請求するのは、この原則から外れます。内定前に高額な研修費や教材費の支払いを求められた場合も同じです。
許可を受けた事業者かどうかは、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で許可番号から調べられます。連絡してきた会社名が求人票の会社名と違う、契約書を出さない、支払いを急がせる。こうした点が重なる相手には、その場で返事をせず一度持ち帰ってください。金銭が絡む話は、家族や消費生活センターに相談してから決めても遅くありません。
60代の転職でよくある質問
60代の転職でよくある質問をまとめておきます。
Q:60歳で転職するのは難しいですか?
A:20代・30代と同じようにはいきません。未経験前提で幅広く採用される機会は減り、正社員に絞ると求人数もかなり限られます。前職と同じ年収を維持できる求人となると、さらに少なくなります。
一方で、人手不足を背景にシニア歓迎の求人そのものは増えています。壁になるのは採用の可否より、条件をそろえたまま移れるかどうかです。これまでの経験をどの業務で活かせるか、勤務条件をどこまで動かせるか。この2点で結果が変わります。
管理職や専門職の経験がある方は、総合型エージェントやハイクラス向けサービスを確認してください。地域で働きたい方や勤務日数を抑えたい方は、シニア向け求人サイトやハローワークも併用しましょう。
Q:60代の転職に求められることはなんですか?
A:見られるのは5つです。専門性、マネジメント経験、顧客対応力、若手育成、そして安定して働ける条件が整理できているか。
採用側が知りたいのは、入社後に任せられる役割です。職務経歴書や面接では、肩書きより「どの課題をどう改善したか」「どの業務ならすぐ担当できるか」を伝えてください。
Q:シニアに強い転職サイトはどこですか?
A:経験を活かして正社員・専門職を狙うなら、doda、リクルートエージェント、ビズリーチを確認してください。地域や勤務日数を重視するなら、マイナビミドルシニア、FROM40、求人ボックス、Indeed、ハローワークも候補になります。
一つに絞るより、目的別に2~3サービスを併用した方が求人を比べられます。60代は求人の幅そのものが限られるので、最初は広めに見て、そこから応募できる条件を見極めていきましょう。
Q:60歳を過ぎても働けるおすすめの仕事は?
A:経験を活かす方向なら、同業界の営業、管理部門、技術職、品質管理、顧問、管理職、講師、コンサルタント。この辺りが候補です。
未経験から探すなら、介護、警備、マンション管理、清掃、販売、軽作業、配送補助。ただ、体力面や勤務時間の負担は職種でまるで違います。給与で選ばず、仕事内容とシフトを確認してください。
Q:60歳以上向けのハイクラス転職サイトはありますか?
A:60歳以上で管理職や専門職の経験がある方は、ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト、JACリクルートメント、転機などが候補になります。
ハイクラス転職で見られるのは年齢より、直近で任されていた役割と、次の会社でも再現できる成果です。経営課題、組織規模、売上責任、専門領域、プロジェクト実績を職務経歴書で具体的に書いてください。
Q:危ない転職サイトってどこですか?
A:サービス名で線を引くより、費用と契約の出方で判断してください。求職者に登録料や紹介手数料を請求する、内定前に研修費や教材費を求める、聞いても許可番号を答えない。このどれかに当たるなら、その場で契約しないことです。
許可事業者かどうかは厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で調べられます。詳しくは「求職者から費用を取るサービスには応じない」で説明しています。
まとめ
ここまで、60代におすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介してきました。
60代の転職は、大きく2つに分かれます。経験を活かして正社員や管理職を目指す方と、勤務日数や体力面を見ながら働き方を変えたい方。前者は総合型エージェントやハイクラス向けサービス、後者はシニア向け求人サイトやハローワークを中心に確認してください。
正社員以外の仕事探しには「おすすめの求人サイト」もご覧ください。
専門性やマネジメント能力がはっきりしている方なら、正社員や役員として迎えられる道も残っています。エクゼクティブ向けの転職サイトや転職エージェントも確認してみてください。
※このあたりは『ハイクラスにおすすめの転職サイト・エージェントランキング』をご覧ください。
最初から条件を狭めないこと。求人の幅を見た上で、働き方、収入、体力面、経験の活かし方を並べて判断してください。参考になれば幸いです。
執筆者・監修者のmotoについて
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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

